海に降る (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
3.72
  • (19)
  • (33)
  • (40)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 356
感想 : 37
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (387ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344423855

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • yk

    閉所恐怖症ってそんな簡単に治るもん…?

  • 宇宙より近くにあるのに未だ人類が到達できていない深海と、そこにたどり着くための潜水調査船がテーマ
    深海生物についての会話シーンも多く、その独自の進化や生態について興味が湧く
    なぜ無人潜水船ではなく有人潜水船に乗るのか。深雪の苦悩を通して答えが見えてくると同時に、今もリアルで潜水調査船に乗って海へ潜って行く人たちがいると考えると、不思議な気持ちになる

  • 深海には美しい雪が降るんだ―。
    幼い頃に別れた父の言葉に導かれ、潜水調査船のパイロットを目指す深雪。
    ところが閉所恐怖症になり、叶いかけた夢は遠のいてしまう。
    失意に沈む深雪の前に現れたのは、謎の深海生物“白い糸”を追う男・高峰だった。
    反発しあう二人だが、運命はいつしか彼らを大冒険へといざない…。
    (アマゾンより引用)

    たまーに無理やり感があったけど、面白かった。
    潜水艇に乗ってみたい(笑)

  • 女性作家が綿密な取材をして書き下ろした小説、という印象でした。臨場感があったりもしますが、小説よりも映像のほうがいいかも。映像は観ていませんが。

    払ってもいい金額:400円

  • なかなか面白かった。
    最後は小説的な感じがかとしだされていたけど、全体的にストーリーを楽しめた。
    海底への興味はあんまりないんだけど、科学者や少年たちは未知の生物に興味があるのだろうか。
    新種を知ってもなぁーっと思うけど、それ以上に興奮する未知の内容を知らない。
    宇宙以外に未知の領域を知りたいなら海底だな、

  • 表紙で買いました。面白いし、良い筋なのだとも思います。ただ、バランスを取りすぎでコレというものがない気もします。元々の作風なのか。追うべき作家か迷います

  • 大好きな架純ちゃんにつられて完全にジャケ買い。

    夢のあるお話でした。
    深度12000メートルにはどんな世界が広がっているのかな?

  • 朱野さんの小説は二冊目。1冊目に読んだ「駅物語」が面白かったため、今回も「乗り物系」の作品を選んでみた。
    主人公・深雪は深海潜水探査船のパイロットを志す若き女性。広報の仕事内容なども物語を通して知ることができる。
    普段覗くことのない業界だけあって、新鮮で面白かった。
    私は、自分が体験することができないような業界の仕事内容をリアルに知ることができる、ノンフィクション風の小説が結構好きなんだど思う。
    謎の生物を追いかける、という一つの大きな目的が物語を彩る。同僚や上司たち、また、深雪の腹違いの弟・陽生。魅力的なキャラクターが多い。
    深雪と恋仲になる高峰は、もっと掘り下げていった欲しかったな、と思う。続編書いても良さそうだな。

  • 深海自体は、殆ど全く興味がなかったんだけど、最後の潜航の所は、一気読みだった。
    カメラで映像は観れるけど、行ってみて実際見るのは、やっぱり全然違うんだろうな。
    そう考えると、深海もいいけど、やっぱり宇宙に行ってみたい(笑)

  • 落ち着いたいい話でした。最後の展開は出来過ぎな感じですが、それも有りだと思います。

全37件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

東京都中野区生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。2009年、『マタタビ潔子の猫魂』(「ゴボウ潔子の猫魂」を改題)でメディアファクトリーが主催する第4回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞し、作家デビュー。13年、『駅物語』が大ヒットに。15年、『海に降る』が連続ドラマ化された。現代の働く女性、子育て中の女性たちの支持をうける。主な作品に『賢者の石、売ります』『超聴覚者 七川小春 真実への潜入』『真壁家の相続』『わたし、定時で帰ります。』など。

「2022年 『くらやみガールズトーク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

朱野帰子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×