海に降る (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (387ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344423855

感想・レビュー・書評

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  • 「落ち込んだ時は特にそう思うんです。のしかかるものが大きければ大きいほど、自分は進化できるって。高峰さんも、今はものすごい水圧で苦しいかもしれないけど、生きていてよかったと思う時がきっと来ますよ」
    深雪ちゃんのことば。

  • WOWOWのドラマと全く設定が違ってビックリ。でも小説の方が良かった。知らないことばかりで興味深かったし。

  • あらすじ(背表紙より)
    深海には美しい雪が降るんだ―。幼い頃に別れた父の言葉に導かれ、潜水調査船のパイロットを目指す深雪。ところが閉所恐怖症になり、叶いかけた夢は遠のいてしまう。失意に沈む深雪の前に現れたのは、謎の深海生物“白い糸”を追う男・高峰だった。反発しあう二人だが、運命はいつしか彼らを大冒険へといざない…。壮大かつ爽快な傑作長編。

  • 深海に降る雪
    わたしたちは未知なるものを尊いと思う
    宇宙という未知 深海という未知
    地球の多くを占める海
    わたしたちはその海の半分も知らない
    海洋ロマンと一言で表すにはもったいない

    物語の中で人が生き
    現実とリンクしながら
    未知なる希望を与えてくれた

    深海6500
    かっこいいなぁ

  • マリンスノーを見たくなった。

  • 「海に降る」

    やっぱり本て素晴らしい!
    私をいろんなところに連れて行ってくれる!

    今回は、深海の世界!
    有人潜水探査船のパイロットのお話し。

    人間がこの船に乗っていけるのは深海6500まで。
    まだ、約その倍は深海が続いている。

    未確認の生物はまだまだたくさんいて、食べ物のないこの深海では同種の生物が一生巡り合わないくらいの神秘に溢れています。

    驚いたのがパイロットは、宇宙飛行士は何百人といるけど、この有人潜水探査船のパイロットはたった数十名しかいないこと。

    楽しかったなぁ。あまりに飲めめり込んで息苦しくなったよ!

  • 「しんかい6500」が登場する海洋冒険ロマンという事で作家の朱野 帰子は初読み。日本の誇る深海潜水調査船で初の女性パイロットを目指す主人公と、深海に棲む未確認巨大生物を追い求める青年の姿を軸として日本の海洋開発の情勢や海洋調査に携わる人々の群像を絡め、夢と挫折、恋と希望といったドラマを女性作家らしい視点と読みやすい文章で綴られる。
    題材故に少々予定調和的でラノベ風な仕上がりは、毒気を抜いた有川浩のライン。しかし、子供っぽい『甘々』といった恋愛感情の描写ではなく、あくまでも仕事を持った大人同士という展開は好感が持てる。

  • 深海への興味が湧いてくる。

  • ドラマ放送前に予習しようと思い購入。

    世界について色んなことが解明されてきている一方で、まだ分かっていないこともたくさんあるのだなと思いました。夢を見にくい現代ですが、ロマン溢れる夢は転がっているんだなぁ。

    高峰が気に入りました。ドラマだと少し設定が違いそうですが、彼の軸がぶれていないといいな。

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著者プロフィール

東京都中野区生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。2009年、『マタタビ潔子の猫魂』(「ゴボウ潔子の猫魂」を改題)でメディアファクトリーが主催する第4回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞し、作家デビュー。13年、『駅物語』が大ヒットに。15年、『海に降る』が連続ドラマ化された。現代の働く女性、子育て中の女性たちの支持をうける。主な作品に『賢者の石、売ります』『超聴覚者 七川小春 真実への潜入』『真壁家の相続』『わたし、定時で帰ります。』など。

「2022年 『くらやみガールズトーク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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