- Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344425828
作品紹介・あらすじ
狸の名門・下鴨家の矢三郎は、親譲りの無鉄砲で子狸の頃から顰蹙ばかり買っている。皆が恐れる天狗や人間にもちょっかいばかり。そんなある日、老いぼれ天狗・赤玉先生の跡継ぎ"二代目"が英国より帰朝し、狸界は大困惑。人間の悪食集団「金曜倶楽部」は、恒例の狸鍋の具を探しているし、平和な日々はどこへやら…。矢三郎の「阿呆の血」が騒ぐ!
感想・レビュー・書評
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せつない終わり方。続きが気になる。
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オノマトペがたのしい
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読書マラソン感想カードより;
好きな作家さんの「有頂天家族」第二部作。他作品とのリンクが感じられて胸熱。面白きことは良きことなり!
あたらし -
狸たちが愛らしい。天狗たちも憎めない。前作に続き新キャラたちも登場。恋愛模様や家族の絆があり、毛玉達の成長が見られ、最後はやっぱりドタバタ。阿呆の血はステキだなあとつくづく感じる。
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狸の家族たちの物語、続編。
阿呆の血がしからしむところ!相変わらず狸の皆様も天狗も人間も楽しそうで何より。雷が鳴ったらお母さん所に家族が集まるの凄い好き。後赤玉先生の株が上がる。後半の怒涛の展開で読む手止まらん! -
久々の森見ワールドを堪能。
その世界は混沌としていて、私などでは感想なんて書けない。
ただ面白かったということと、なんだか寂しいラストシーンが印象的。 -
いやぁ、狸たちの悲喜こもごも、愛らしいですね。
天狗がいたり、狸たちが化けて普通に街を闊歩してたり、奈良とか京都ってそういうのがありえそうですw
下賀茂神社とか今度行ったら別の目線で見てしまいそうです。
ただの阿呆だけではない矢三郎もそこそこ見えて、カエルの次男も井戸から出てきて。恋をしたり結婚したり、、、変わっていく狸たち。
二代目と弁天とか、四国の狸との交流とかも今後も続いていきそうで楽しみだなぁ。
狸って何年生きるんだっけ。。。と思いながらも。是非狸鍋にならずに生き残っていただきたいです!