鳥居の向こうは、知らない世界でした。4 花ざかりの王宮の妃たち (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 450
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344429543

感想・レビュー・書評

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  • 4.5
    相変わらず面白い。
    千歳か成長していく姿が楽しい。
    こんな考えをする女性が居たら、惚れる人多いだろうな

  • 2020年2月幻冬舎文庫刊。書き下ろし。シリーズ4作目。最終回または、区切りのようなお話。千歳が、追い求めてきた居場所、行き場所を見つけることができたというところかな。キツい展開でしたが、ほっとしました。

  • 千歳ちゃんの成長が詰まった一冊でした。次は王宮が舞台なのか、とても楽しみです。

  • 千歳が色々な女性たちと交流し、成長していく。
    自分一人で頑張っているので、より成長を大きく感じます。
    ただその分零先生やトーリさんとのエピソードが少なくて寂しい。

  • 「人生の分岐点」
    彼女の選ぶべき道は。
    妃になったら今まで通りは出来ないだろうが、全く自由が無い訳では無いだろうから彼と話し合い自分の迷い事を消していけばいいのではないだろうか。

    「紫陽花の君」
    お忍びで彼女の前に。
    現代でも一昔前よりは女性の活躍が目に見えて分かるようにはなってきたが、まずは男女の在るべき考え方を変えなければ学をつけても家事との両立は難しいだろうな。

    「蓮の娘」
    望みを叶える為には。
    お金を誰かに肩代わりしてもらうと優劣が出来がちだが、彼女の場合は貸したという名目にたからこそ彼女を信頼し師として着いていく事を決めたのだろうな。

    「秋葵の君」
    引きこもった彼女が。
    国が違えば文化や言葉など様々な事が違い、褒め言葉が逆に暴言になったりと互いに口に出して確認し合わなければ擦れ違いは簡単に起きてしまうだろえな。

    「山茶花の君(上)」
    最期に願う事は歌を。
    最初から愛が欲しかっただけだったのだろうが彼女は術を間違えたうえ、周りの者が誰か一人とて上手く手を差し伸べ正しい道へと導けなかったのも問題だろうな。

    「山茶花の君(下)」
    夢の中で叶えた願い。
    有名な薬師の弟子であったからこそ普段は信じ無いような嘘を信じて、あの場に立ち彼女が奏でる音に合わせ自らの想いを乗せた歌を歌ったのだろうな。

    「霞桜の君」
    自らの意思で決めた。
    これまで王宮に関わり見てきた事や、彼女自身が此方の世界に来た過去など沢山の想いを抱えながらも自分の想いと向き合い出した結論に迷いはないだろうな。

  • 誰にでもその人の人生や積み重ねてきた歴史がある、その人自身の物語りがある。

  • 面白い

  • 「鳥居の向こう」シリーズの第四弾。

    新国王となった青火にまたもや頼まれごとをされた千歳。
    透利王子の母を殺させた前王妃の
    最後の望みをかなえること。

    今回はかなり苦しい任務だったが、
    その間に妹弟子を見出して、
    自分の代わりと零先生に託す。
    いや、零先生を託す、かな。

    いよいよ次の作品で、王子と結婚かな?

  •  透李との結婚が決まり、慣れ親しんだ零の側から離れる事に寂しさを感じる千歳。そんな中、謀反の罪で幽閉されている前王妃・香華の最後の願いを叶えるように命ぜられ…

     決して許される人ではない香華だけれど、生い立ちも嫁いでからも無関心な態度を取られて、歪んでしまうのは仕方ないんでしょうね。それがどんなに寂しくても許される事はない。とても哀れな人でした。

     そんな香華の息子である左京とメグナミ姫は穏やかな夫婦になれそうで良かったです。左京も被害者の一人だったけど、良いパートナーに恵まれて幸せになって欲しいです。

     千歳の妹弟子もでき、零も張り合いが出来て心残りが消え、改めて透李の元へ嫁ぐ決心がついたのもハッピーエンドでホッコリでした。
     欲を言えばもう少し透李との絡みが欲しかったです。

  • 婚約を受けるまでのお話。
    トーリ君がほとんど出てこないのでちょっと寂しい。
    千里が、まだ求婚を受け王宮へ入る決心をしていないのにも関わらず、暗黙の了解的に王宮の人々との関係が広がり、なくてはならない人物となっていくのは、運命と言えなくもない気もしますが、胡散臭くご都合主義な気もします。
    とにかく、次巻ではぜひともラブラブしてほしい!

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著者プロフィール

福岡県出身。小説『かくりよの宿飯』シリーズが大ヒットとなり、コミカライズ、TVアニメ化、舞台化など広く展開する。ほか代表作に『浅草鬼嫁日記』『メイデーア転生物語』(富士見L文庫)、『鳥居の向こうは、知らない世界でした。』(幻冬舎文庫)、『水無月家の許嫁』(講談社タイガ)などがある。

「2023年 『メイデーア転生物語 6 片想いから始まる物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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