鳥居の向こうは、知らない世界でした。4 花ざかりの王宮の妃たち (幻冬舎文庫)
- 幻冬舎 (2020年2月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344429543
感想・レビュー・書評
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4.5
相変わらず面白い。
千歳か成長していく姿が楽しい。
こんな考えをする女性が居たら、惚れる人多いだろうな詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2020年2月幻冬舎文庫刊。書き下ろし。シリーズ4作目。最終回または、区切りのようなお話。千歳が、追い求めてきた居場所、行き場所を見つけることができたというところかな。キツい展開でしたが、ほっとしました。
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千歳ちゃんの成長が詰まった一冊でした。次は王宮が舞台なのか、とても楽しみです。
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千歳が色々な女性たちと交流し、成長していく。
自分一人で頑張っているので、より成長を大きく感じます。
ただその分零先生やトーリさんとのエピソードが少なくて寂しい。 -
「人生の分岐点」
彼女の選ぶべき道は。
妃になったら今まで通りは出来ないだろうが、全く自由が無い訳では無いだろうから彼と話し合い自分の迷い事を消していけばいいのではないだろうか。
「紫陽花の君」
お忍びで彼女の前に。
現代でも一昔前よりは女性の活躍が目に見えて分かるようにはなってきたが、まずは男女の在るべき考え方を変えなければ学をつけても家事との両立は難しいだろうな。
「蓮の娘」
望みを叶える為には。
お金を誰かに肩代わりしてもらうと優劣が出来がちだが、彼女の場合は貸したという名目にたからこそ彼女を信頼し師として着いていく事を決めたのだろうな。
「秋葵の君」
引きこもった彼女が。
国が違えば文化や言葉など様々な事が違い、褒め言葉が逆に暴言になったりと互いに口に出して確認し合わなければ擦れ違いは簡単に起きてしまうだろえな。
「山茶花の君(上)」
最期に願う事は歌を。
最初から愛が欲しかっただけだったのだろうが彼女は術を間違えたうえ、周りの者が誰か一人とて上手く手を差し伸べ正しい道へと導けなかったのも問題だろうな。
「山茶花の君(下)」
夢の中で叶えた願い。
有名な薬師の弟子であったからこそ普段は信じ無いような嘘を信じて、あの場に立ち彼女が奏でる音に合わせ自らの想いを乗せた歌を歌ったのだろうな。
「霞桜の君」
自らの意思で決めた。
これまで王宮に関わり見てきた事や、彼女自身が此方の世界に来た過去など沢山の想いを抱えながらも自分の想いと向き合い出した結論に迷いはないだろうな。 -
誰にでもその人の人生や積み重ねてきた歴史がある、その人自身の物語りがある。
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面白い
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婚約を受けるまでのお話。
トーリ君がほとんど出てこないのでちょっと寂しい。
千里が、まだ求婚を受け王宮へ入る決心をしていないのにも関わらず、暗黙の了解的に王宮の人々との関係が広がり、なくてはならない人物となっていくのは、運命と言えなくもない気もしますが、胡散臭くご都合主義な気もします。
とにかく、次巻ではぜひともラブラブしてほしい!