殺人依存症 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1843
感想 : 143
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344430259

感想・レビュー・書評

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  • 02月-07。3.0点。
    痴漢に遭った女子高生が、その後悲惨な姿で殺害される。捜査するのは、幼い息子を惨殺された刑事。

    「怪物」の様な犯人。胸糞悪いが、一気読みした。
    ラストもムカムカしながら読んだ。

  • ほんと…よくもまぁ、こんなにもとことん不快な作品を世に放てるなーともはや感心さえする…苦笑。
    櫛木理宇さん、ほんと危険。
    プロローグから不愉快で、吐き気が、、
    そして最後まで救いようがなかった。すごいね、あらゆる嫌悪を詰め込んだ作品。久しぶりにこんな最後まで不快な作品を読んだなぁ。
    あまりお勧めはできないです、、
    ここまで突き詰めて書き切った著者に感服。

  • ”ミステリスクール”から。しかしまあ、えげつないくらいイヤミスに振り切った作品。けったくそ悪いけど頁を繰る手を止められず、何とも苦いアンハッピーエンドに至るまで、つい引き込まれてしまった。それはさておき。何だか辻褄合わせ的に明かされる事実とか、登場人物とか、どうとでも出来てしまうよな、って感じたのも事実。隠す部分と曝す部分のバランスが問題、なのかな。

  • 胸糞だけどなかなか目が離せない作品…
    予想外の展開になったりして面白いし、ドキドキハラハラなったりして最高(^_^)

  • 個人的には登場人物の誰も好きになれなかったし、共感も同情もできなかった。
    特に主人公の浦杉とその娘 架乃。
    何故、隣人の娘を優先させたのか。幼い女の子を愛し、癒されていたが理解に苦しむ。誰とも向き合わず、現実逃避を正当化しているだけではないか。また、その子が少し不思議な空気を持つ美しい子供だったから惹かれたのではないかと感じてしまった。心情の描写がある度にイライラしてしまった。
    架乃も可哀想な部分はあるが、最後の台詞で一気に引いてしまった。
    こんなに鬱々と、イライラとした物語は初めてだった。超超バッドエンドは私にはあまり合わなかったのかもしれない。

  • なにこれヤバすぎる。怖すぎる。
    めっちゃ怖かった。イヤミスとかそういうレベルじゃないというかホラーだった…。

    息子を惨殺された刑事と、数々の犯行の裏側にいる女性の話。
    女性は性的虐待をずっと受けており大人になって男を操って性犯罪を起こさせていった。
    最後には女性が捕まるが、それを予想しており仲間の助けで逃げおおせる。

    イヤー怖かった。。。

  • 全体的に残虐な部分も主人公の葛藤も犯人の心情もさらさら書かれていてすいすい読み進められる。のせいでちょっと読み応え物足りないな~と思っていたんですが、エピローグが好みだったので★×5にしてみました。
    叙述トリックも、「あ~ここ叙述トリックなんだろな~」と思いながら読んでましたが、腹の立つ(腹立つことが多いの笑)叙述トリックではなかったのでよき。
    しかしさらっとしている分、余計に本当にこういう目にあうのはマジ勘弁…という気分がいつもより強かった気がする。

  • 夢中で読み進めました。

    被害者が子供ばかりで胸が痛かった。
    実際に痴漢に悩んでいる人は多いだろう。

    あとる人物がこの事件の首謀者なんだけど、そこに至るまでの過程も目を覆いたくなる様な描写。
    しかし、、しかし、、
    だからといって、、
    という思いがずっと続いた。

    本当に救いがない物語

    理解なんて出来ない
    でも読む手が止まらない

    そんな本です

  • とんでもないものを読まされたな…というどっしり感。
    死刑に至る病を読んで、この作者の話を読み漁ってます。
    女性読者は結構きつめのダメージ入る可能性があるので、精神的にきつい時は読むの控えた方がいいかも。
    いやミス好きだけど湊かなえ程はちょっと…って時に気持ちいい感じ。続編も楽しみです。

  • 本屋で買うことが出来てしまう“地獄”。

    最後の方は眩暈がしました。
    読書で眩暈がしたのはこれが初めてです。
    追いつめられるというのを疑似体験した感じ。
    劇薬。

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著者プロフィール

1972年新潟県生まれ。2012年『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞。同年、「赤と白」で第25回小説すばる新人賞を受賞し、二冠を達成。著作には「ホーンテッド・キャンパス」シリーズ、『侵蝕 壊される家族の記録』、『瑕死物件 209号室のアオイ』(角川ホラー文庫)、『虎を追う』(光文社文庫)、『死刑にいたる病』(ハヤカワ文庫JA)、『鵜頭川村事件』(文春文庫)、『虜囚の犬』(KADOKAWA)、『灰いろの鴉 捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎』(ハルキ文庫)など多数。

「2023年 『ホーンテッド・キャンパス 黒い影が揺れる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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