オーストリア滞在記 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1056
感想 : 79
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  • Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344430631

感想・レビュー・書評

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  • 中谷美紀さんのプライベートな日々の出来事や想いから、社会的なことに対する意見、死生観に至るまで、とても素直にありのままに記されています。
    オーストリアの美しい自然と共に暮らす日々の中で
    記されたエッセイだからか、読んでいるこちらも穏やかでのんびりした気持ちになれる一冊でした。
    自身の好奇心を満たすための努力を惜しまない中谷さんの姿勢、とても素敵だなぁと思います。
    「インド旅行記」のように「オーストリア滞在期」も是非シリーズ化していただきたい!

  • 他人の生活に触れることができる。
    文章の中に、面白く盛ってみようとか、気取ってみようとかは感じられない。目の前にあることに、理由あるからそのように取り組んでいる、生活と自分自身に向き合っている。そのことを淡々と記されている。
    淡々と書かれているからこそ、すっと本の世界に入っていくことができる。
    1つがほどよい長さなので、疲れている時でも少し読もうかという気にもなるし、読み進めたいときは好きなだけ読み進められるのもいい。
    続編が出たら、また読んでみたい。

  • 202102/特にファンというわけでもないのでオーストリア滞在も知らなかったけど、自分とは違う生活を知れる面白いエッセイだった。

  • 自分にとってしたいことや、自然と触れ合うことなどなかなかできないので素敵な生活だな、

  • 有り B772/ナ/20 棚:14

  • ドイツ人男性と結婚し、想像もしなかったオーストリアでの田舎暮らしが始まった。朝は、掃除と洗濯。午後には買い物に。当初はお肉屋さんに行くも注文が伝わらず、動物の鳴き真似をしたことも。晴れた日には、自らスコップを握り、汗だくになっての庭造り。慣れないドイツ語の学習には四苦八苦。女優・中谷美紀のかけがえのない日常を綴った日記エッセイ。

    中谷美紀さんがオーストリアに移住されていたことも知らなかったくらいのにわかファンですが、美しさだけでなくお芝居も素敵でしたので、こんな素敵な生活をしているとそれがにじみ出るのかなとすら思ったり。日本から見るととても不便な生活のように感じるけれど、それすらも楽しんでいる様子が伝わってきて、やや単調ではあるものの、自然と共生して人生を楽しんでいる彼女の姿勢がよく伝わってくるエッセイでした。実際には無理だけど、こんな風に好きなことをしながら自分や家族のために努力を怠らないことを見習って私も日々を大切にしたいと思います。

  • ドイツ語を趣味で勉強している者として、ドイツ語圏の暮らしを知れることは嬉しいことです。
    女優さんにも普通の暮らしがあって、さらには外国で苦労は多々ある中でこれだけの文章を毎日書けることを尊敬します。
    ただの他人の日記と言われればそれまでですが、私のようなエッセイ好きは楽しく読めました。

    ドイツ語での文章に、ルビで日本語訳を入れてくれているのですが、とても文字が小さく読みづらかったことがマイナスポイントです。対訳になっていることは分かりやすいのですけどね。

  • とても面白く、読み終えたくなくて大事に大事に読んだ。

  • コロナ禍のオーストリアでの暮らし
    食べ物、ドイツ語学習、庭づくり、ご主人、義理の娘さんとの日々…
    中谷さんの姿が見えるようだった

  • ウィーンが大好きなので、オーストリア滞在記の題を見て購入。

    思っていたような派手な生活は描かれておらず、また、少し単調さがあるので退屈に感じてしまったところもあるけれど、
    些細なことでも文章でしたためることで、毎日が特別な日に感じられるんだなと気付かされました。

    旅行では味わえないリアルな生活が知れて良かった。

    自身に置き換えてエッセイやブログを書いてみたいと思わせてくれる本です。

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著者プロフィール

一九七六年東京都生まれ。女優。数々の映画、ドラマ、CMなどに出演。初舞台『猟銃』では、第四十六回紀伊國屋演劇賞個人賞などを受賞。二作目の舞台『ロスト・イン・ヨンカーズ』では、第二十一回読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞。絵本、エッセイ集、旅行記の刊行など、その活動は多岐にわたる。著者にベストセラーとなった『インド旅行記1~4』『女心と秋の空』(すべて幻冬舎文庫)などがある。

「2021年 『オーストリア滞在記 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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