冷たい密室と博士たち (バーズコミックス)

  • 幻冬舎コミックス
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344803428

感想・レビュー・書評

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  • 森博嗣さんのマンガ化シリーズ。なんといっても全てがFになると言う理系的なサスペンス小説で一躍トップに躍り出た作品から、少し静かな、そしてある種の生々しさを持った作品と言える本作。ちょっと退屈な感じがするのは謎があまりクリティカルではないから、といってもいいかもしれない。普通の事件という感じに仕立ててしまったところがあるからかもしれない。

  • 『すべてがFになる』に引き続き、森博嗣の小説を浅田寅ヲがコミカライズした作品。極地環境研究センタで起きた密室殺人。実験見学に訪れていたN大学助教授・犀川と生徒・萌絵はその冷たい密室の謎へと挑む。『すべてがFになる』と比べると、森先生があとがきで触れているように堅実なミステリとなっている。派手さはないものの、冷たい密室を満たした冷静な狂気をじわじわと感じる作品。

    「明日はずっと実験をしてるよ 見に来るんだったらマイナス二十度でビール飲もうか」
    この導入のワクワク感が好き。喜多の軽やかにかき回してくれる雰囲気がいいよね。
    萌絵も謎解きのために積極的にアクションを起こしていて、面白くもありヒヤヒヤもさせられる。コミカルな描写にも一役買っていて、やっぱりこのコンビは楽しい。

    全体的にテンポがよかったけど、それがかえって後半の謎解きと心理描写に淡白さを与えてしまって、もう少しじっくり描いてもよかったのかなと感じた。

  • 再読。

    浅田さん、作家買いしてた頃に買ったから……

  • やっぱり、絵を「黒猫の三角」と比べてしまう。
    でもこれはこれで面白い。

  • あとがきにもあるように視点が独特。この人って他に何かいてるんだろう。読んでみたい。

  • 浅田寅ヲによるs&mシリーズのコミカライズ第二弾。前作に比べ独特の癖がこなれた感じであり、その点は人を選ぶかもしれない。ここまでコンパクトに収められたことに驚嘆。個人的にギャグシーンの突き抜け方が好き。

  •  アレッ、なんかあたし、森さんの作品を最近読んでばかりいる……?(立ち読みだけれども、しかもブックオフでだ)
     内容はあんまり覚えていないし酷評されているようなのでまあ無視してw
     絵が、あの浅田さん――邦画ドラマ『Quiz』を本編とは異なるカタチであらわしたあの御方の絵というだけで読んだだけなので。

  • マンガ読んでむっかむかきたの久々

  • 殺害理由とくになし、死に対して周りがドライすぎる、そんな原作だから、漫画ではより感情がわかりにくい。浅田のファンじゃなきゃ買ってない。

  • 犀川先生は若干格好良くなった?
    それにしても萌絵…惜しいなー。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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