- Amazon.co.jp ・本 (383ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344820272
感想・レビュー・書評
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シリーズ6作目。
恋人の臣と臣の赴任先で穏やかに過ごしている慈英。
かつて自分を陥れた相手に呼び出された頭を殴られ…。
慈英が頭を殴られ記憶喪失、しかも臣の事、臣に関する事だけを無くしてしまうとか辛かった。
慈英の臣に対する態度がここまでかと言うほどに冷たくそれはないだろうと思った。
確かに無くした本人にしてみたら分からなくもないけれど。
そんな慈英に責めることなくそばにいた臣。
慈英以上の人はいないからこそ別れをつけだ臣にやっとやっと臣への気持ちを見つけ出して良かった。
忘れてしまった理由が慈英らしくて。
思い出したキッカケがあれだったとかも。
これだけの試練を乗り越えられた2人。
ようやく籍を入れる決心の出来た臣。
揺るぎない絆がしっかりと結ばれて心の底から幸せを願いました。
では7作目「たおやかな心情」へ行きます!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あ〜。ど定番の記憶喪失物。
分かってても、やっぱり好きです。
切なくて、キュンキュンします。
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久しぶりに読んだらまたボロボロ泣いてしまった…>_<…。真情も愁情もまだ辛いしなぁ。
幸せな二人のお話が読みたい!心は安定しているけど身体的には時々離れ離れ程度のバカップル話が読みたいです! -
臣・・・つらいな。読んでるこっちはどうしてその記憶だけが消えたのかがわかるだけにホント切なかった!!。
そしてシリーズまた最初からまとめて読みたくなりました。
ところでクールなように見えて、結構世話焼きで毒舌な久遠さんに思わず惚れそうになったw。 -
臣に関してだけ記憶喪失とか、衝撃的でした。
何回も泣きそうになりました。
臣が照英に感情をぶつけて泣いた所とか。慈英に対して感情をぶつけた所とか。つまり、臣が大好きです。
「臣さん」と慈英が呼んだ時は記憶が戻ったのかと期待したら・・・‼
記憶が戻らなくてももう一度臣を好きになって、二人を見つめ直す話でした。
今までのシーンが登場して、読み返したくなりました。
ラスト、ついに籍を入れるなんて⁉
次巻が楽しみです。 -
泣いた(T-T)最後はハッピーエンドとわかっていても、そこまでの道のりが辛かった…気持ちが早って文章をうまく目で追えないくらい、ドキドキしながら読みました。
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回送先:目黒区立八雲中央図書館
記憶を失うということは果たして残酷なことなのか?
関係性、というフレームからみれば、積み上げてきたものを崩されてしまうのではないかという突然の不安に陥るのだから、確かに残酷なことかもしれない。しかし本書にはその残酷さを見ることはできない。むしろ、慈英と臣がその生活において柔軟に関係性を作り続けてきたのだということを静かに物語っていることがおのずと理解できるだろう(この部分はCDドラマにしてしまうとごっそり抜け落ちるらしい、一度聞いたがさもありなんと思った)。
私がこのシリーズに毎度期待しているのは実はそういうなんでもない「穏やかな日常」と時間をかけた「親密性の変容」(by Giddens)の穏やかさだったりする。そして、このゆとりを失いつつある世情に迎合したような文芸書や自称評論本などを尻目にこのシリーズがつむがれることを願ってやまないのだ。 -
慈英&臣シリーズ!
慈英の壊れっぷりが披露されます(笑)。
ドラマCD化も決定済!