街の灯ひとつ (幻冬舎ルチル文庫 い 4-4)

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  • 幻冬舎コミックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344821231

感想・レビュー・書評

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  • なんとゆーか、もうこの人の作品はタイトルからして切ないよね!!
    今回は中高の同級生が同窓会で再会!!
    でも二人には忘れられない家族に関するキズがあって・・・というお話なんだけど、ソコ重要ポイント!!かと思ったらそのことで二人が悩む部分はあんまりなかったような・・・?
    同窓会で声をかけたのは初鹿野が覚えていない同級生。二人で行ったクラブで酔いつぶれた初鹿野は相手に犯られてしまう。
    そこから話が転がるわけですが、もう最初は忠犬状態の片喰が・・・最後まで忠犬状態だったけど。
    なんせもう光り輝いて見えてるわけだからね!完全に忠犬だよね!
    忠犬でありつつストーカー。どこまで健気なの!?っていう感じのちょっとトロい子で片喰かわいすぎ!
    なんか初鹿野も結局そいうい片喰にほだされちゃったのかなぁ~と(笑)

  • じれったかった…。攻めははっきりかっきりがつがついってくれるほうが好きかもなー。。。一途はよいのだけど。

  • 序盤は『酔って一線を越えてしまう』というBLにありがちな出逢い方から始まります。正直、一穂さんがありきたりなの書いてる……失敗? とも思いました。杞憂でした。一穂さんなら他にはない話を書いてくれるだろう、という期待は裏切られませんでした。

    ストーカー男のくせにひったすらヘタレな方喰の苦悩は、イライラしつつも納得できてしまう。二十七巻にわたる初鹿野観察日記には一瞬ひいたけども。

    切ないというよりは、どうやって幸せになるのかなーと、二人を見守っていく気分で読めました。

  • へたれ攻めが素敵。攻めのあまりのストーカー気質にどん引きしつつ、受けと一緒にだんだん好きになります。

  • 一穂さんのお話は不思議な人しか出て来ない

  • [中高同級生](ヘタレ攻)

    なんかむしょうにニヤニヤした。
    ストーカー行為の全貌(…)とか観察日記が二十七冊とか、攻めの波瀾万丈な事実とか、海から帰るときの告白とかお誘いとか。
    あと+αの攻め視点…!
    「かっこいい、かわいい、かっこいい、うん、かわいい」(攻めの語り)が妙にツボだった。お前(※攻め)がかわいいわ。

    葛井がひそかに好きです。
    彼が出てくるたびにもニヤニヤしてたな…。

    あとさらにひそかに好きなのは、海から帰る途中の、バスでの高校生の会話。
    うん、素敵だった。会話のテンポが一穂さんらしくて。

  • メインの人たちだけじゃなくて、その周りの人の描写がしっかりしてるのがいいと思います。全体的に読んでてちょっと泣きそうになった。

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著者プロフィール

2007年作家デビュー。以後主にBL作品を執筆。「イエスかノーか半分か」シリーズは20年にアニメ映画化もされている。21年、一般文芸初の単行本『スモールワールズ』が直木賞候補、山田風太郎賞候補に。同書収録の短編「ピクニック」は日本推理作家協会賞短編部門候補になる。著書に『パラソルでパラシュート』『砂嵐に星屑』『光のとこにいてね』など。

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