ウサギの王国 (幻冬舎ルチル文庫)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344825925

作品紹介・あらすじ

カメラマンの稲葉泰英は、仕事で訪れた島で白ウサギを追いかけているうちに大きな穴に落ちて気を失ってしまう。目を覚ますとそこは、頭にウサギの耳を生やした人々が住む島だった。地味顔の稲葉のことを妖艶で美しい、伝説の「兎神」だと信じて崇め奉る住人達は、島を救うためには「兎神」の稲葉と島の王・隆俊が毎日Hをしなければならないと言うが!?-。

感想・レビュー・書評

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  • 松雪先生の可愛いくないファンタジーはスゴい!(褒め言葉)

    この作品でウサ耳なのは精悍な美男子の攻めなんです。
    でも全然可愛くないハズがなんだか妙に愛らしく思えてくるのがスゴい(笑)

    ウサギの王国の文化とかもハチャメチャながらに徹底した世界観で楽しめます。

    そして平々凡々な主人公がこの王国のしきたりに振り回されながら恋に落ちるのが物語の主軸です。
    笑えるばかりかと思えばラブパートは切ないすれ違いなどもあって読みごたえのある1冊ですね☆

    ウサギの習性に倣ってえちは多め。

  • 面白い。大好き。設定がぶっ飛んでる。

  • 異世界パラレルファンタジー物。笑えたし可愛かったです。
    突然ウサ耳マッチョ軍団の住む島に迷い込んでしまった主人公。
    兎神として祭りたてられ、そこの王とエッチするのを強要されることに。
    エッチが儀式なんだそうな…w

    色白・そばかす・小柄・貧相な主人公は
    兎の島ではたとえようもないぐらい妖艶になるらしく
    もてはやされてるのが気持ちいいですw
    剃毛(と言っても髭)や耳を触るのが
    変態プレイに当たるというのも面白いw

    主人公は元々ゲイ(童貞)で王である隆俊を
    すぐ好きになりますが、義務として抱かれるのが
    辛くなってきます。
    …と言ってもどう見ても隆俊も主人公に
    メロメロなんですが!

    分かりやすくて可愛くて小ネタもたくさんで
    笑えて明るい気持ちになりました。
    若干、というか全体的にご都合主義ではありますが、
    それもまたよしです。

    エロは香油や崔淫性のある軟膏を使いますが、
    初回のエロにそう言う軟膏を使うのありだな…
    痛そうなエロが嫌いな方にもきっと読める
    エロだと思います。

  • 2015.5.15

  • ・コメディタッチ沢山笑わせてもらいました、ありがとうございます。
    ・受→兎神に間違われ崇められる。
    ・攻→ウサギの国の王

    ・ちょっととぼけた王様で、恋愛ベタ。
    ・仕事と言い訳をして、ウサギ神に朝に夜にとお仕事してくるところは
    童貞主人公にはカルチャーショックだと思うけれど…。

  • 異世界トリップファンタジーもの。
    王の隆俊×兎神に祭り上げられたカメラマンの稲葉。
    攻めがウサ耳ってとこで除外してたんですが、評判が良いようなので読んでみました。設定がとてもユニークでいろいろぶっ飛んでて楽しかったです。
    ウサギの国の人々の話の通じないっぷりがとても可笑しかった。あとカミソリ(笑)
    えっちがたくさんあるのはよかった。でも始まり方がアレだったせいでなかなか気持ちが通じ合わないのがもどかしかったです。
    ラストどうなるかとドキドキしたけれど、無事に再会できてよかった。

  • ウサギの国にアリスの如くパラレルしてしまうフツメンのカメラマン(受け)とその国の王のイケメンウサギとの可笑しくもすれ違うお話。

    面白かった!
    何の因果か(稲葉って苗字かw)、仕事で来た島でウサギを追いかけたらウサギの国へ・・・・といっても、洋風じゃなくて一昔前の日本的な感じだし。

    しかも、王様と毎日交わらなければならないし、しかも耳に触る行為は変態だとか髭を剃る姿が誘惑だとか突拍子もない感じで受け戸惑う。

    お互い好きなのに、言葉足らずだったりマイナス思考だったり兎神と王の関係が原因ですれ違う。
    少し受けのネガティブな思考説明が多かったけど、全体的に面白くて切なくていろんな要素がうまくまとまっていたと思うので良かった。

    ファンタジーはあまり読んだことないけど、とても面白かった☆
    次はナス!!神田先生の絵だからさらに楽しみ☆

  • 面白かった~~
    アリスもどきのファンタジーwww
    ウサ耳族の王・隆俊×乙女なゲイ・泰英。

    ひょんな事からウサ耳の国に迷い込んでしまった泰英を住人や隆俊は兎神と崇め奉るんだけど。。。
    もう色々と面白い!
    耳を触ると変態行為だったり、髭そりを見て鼻血だしちゃったり~と笑わずにはいられなかったwww
    笑えるんだけどその中にHもしっかり!だって毎日Hしなければならないんだもんw
    笑えるしHもあり~そして、お互いすれ違いながらも結ばれるまでの過程もしっかり書いてあって楽しく読めました。

  • 年中発情期の性欲マシン・兎族のパラレルワールドに迷いこんだ受け。
    彫りの深いイケメンうさ耳たちの世界では、地味顔が神秘的であり、髭剃りがエロスであり、耳に触る行為が変態プレイであるという。あ、あと乳首は女性しかないらしいので、両性具有扱い笑。
    勝手に兎神にさせられ、色々奉仕を受けさせられる。勿論受けは初体験wモブも無く皆好い人ばかりで終始安心して読めた。最高に萌えたけどちょっと受けの恋愛思考が枯れすぎで否定的だったのが残念かな~。
    今回も痒い所に手が届く萌えでした。

  • ぶはっっwwwめちゃめちゃ笑った、こんなに笑ったBLは初めてかも知れない位面白かったwwwウサ耳族の王隆俊×恋に恋する乙女なゲイカメラマン稲葉(兎神様)ウサ耳生えてますが残念ながらウサ尻尾はありません!!(つд`)髭剃り見て鼻血だしちゃったり、兎神様は茄子や胡瓜に乗って月に帰る(お盆のアレですw)とかもう我慢できなかった!面白いだけじゃなくて二人の気持ちのすれ違いや嫉妬とかも良かったです。しかしモフモフなウサ耳を触るのがそんなにアレな事だったとは…。

  • 『ナス』から読んでしまったので、私の中でこの二人はもう出来上がってしまっていたのだけれど、こういう慣れ染めだったのねぇ。うん。
    そしてブレないウサギの皆さまの『常識』(というか、話としてはこっちが先なんだけど)…彼らにかかったら何をしてもエロくて変態になってしまう。
    異文化交流とはこういうものなのか?なまじっか文化が似てるだけにオカシナことになるので笑ってしまうwww

  • ナスが面白かったのでこちらも読みました。不思議な感覚のウサギの国の住人達がツボ。そして以外にもセツナイすれ違いもあります。そしてこちらを読んで改めてナスを読み直しました。

  • うさぎ族の王さま×カメラマン
    アリスもどきに白ウサギを追って異世界に迷い込んだ受。
    うさ耳をさわることの意味するところは?
    とっても都合良い設定の国のファンタジーBL
    なんだかんだ言っても面白かった。

  • ファンタジーですね。不思議の国のアリスのような因幡の白ウサギのうなもう色々ミックスされてますが。
    カメラマンの稲葉泰英は取材である島を訪れていた。ある日ウサギを追って行くと、まったく知らない場所にトリップしており、泰英を兎神だと崇め、さらには王である隆俊と交われと言う。
    なんでも今後起こる災厄を防ぐためには兎神を満足させなければならないのだと言う。確かに泰英はゲイではあったが、気持ちの伴わない行為を虚しく感じていた。しかしいつしか本当に隆俊を好きになっていて・・・
    ずっと一緒にいるわりにはなにかと気持ちがすれちがっている二人。異文化への衝撃もあるしね!
    色々・・・耳を触ることとか、髭剃りしてるところを見られたりとか色んなことに思いがけない意味があって面白いです。
    ファンタジーであり、コメディです。

  • ★4.5。読み終わるのが惜しいと思ったBLは久々です。もっと二人のラブラブを読みたかった!ケモ耳や異世界FTは食わず嫌いだったけど、なぜかモテモテになる受や常識違い故の勘違いなどコミカルでとても面白かった。何より、普段は硬派な年下攻が受を神と崇めつつもそれを口実にするほどベタ惚れで、嫉妬や焦りで余裕を無くすというシチュがツボ過ぎて…!攻からしたら天人に恋した人間なわけで、まるで天の羽衣(笑)受が去った一年間を攻視点で読みたい!いやはや良い絶倫攻だった。ただ受が卑屈過ぎてすれ違いに尺が取られたのが残念。

  • ウサ耳ファンタジーもの。
    まさかのウサ耳攻めとはww
    間違った言い伝え?満載で笑わせてもらいました。
    でもちょっぴり切ない部分もあって大満足の作品。
    松雪先生の作品はサラッと読めちゃうところが好き♡

  • お腹抱えて笑いました。
    いや、良いですね!
    ウサ耳族の斜め上をいく発想!

    受と攻の、エッチはするのにすれ違う所に、キュンキュンしました。

    農産業の勉強をせっかくしたのですし、ぜひ続編をお願いします。

  • ファンタジー(?)もの大好きなので満足な1冊
    ウサギの特性を盛り込んでて、とにかく笑えました!!
    淫魔~とはまた違う面白さvv

  • 異世界トリップもの。
    受のツッコミやウサギの人たちのズレっぷりが面白かった。
    ただエロ多すぎて私にはおなかいっぱいw
    すれ違いなんだけど、バレバレなんで
    そんなに切なくはなれなかった。
    Hシーン削って他のエピソードとか読みたかったな~!

  • (あらすじ)
    カメラマンの稲葉泰英は、
    仕事で訪れた島で白ウサギを追いかけているうちに
    大きな穴に落ちて気を失ってしまう。
    目を覚ますとそこは、頭にウサギの耳を生やした人々が住む島だった。
    地味顔の稲葉のことを妖艶で美しい、
    伝説の「兎神」だと信じて崇め奉る住人達は、
    島を救うためには「兎神」の稲葉と島の王・隆俊が
    毎日Hをしなければならないと言うが!?―。


    (感想)

    赤井隆敏(ウサギの王国・王)×稲葉泰英(カメラマン)


    人外モノ大好きなので良かったです。

    ウサギの特性を盛り込んでコメディ風になってるところとか笑える!!
    まさか因幡の白兎でBLができるとは?!

    そうか髭剃りが剃毛なのか?!(爆笑)
    その通りなんだけど、剃毛って別の部分を想像してしまう自分がいる(恥)
    この部分を読んで口絵の意味が解ったよ!!
    口絵だけ見てると、脅されてヤラレちゃってるのかと勘違い(^^;)

    笑いだけかと思いきや、気持ちのすれ違いで切ない部分や
    実際の世界で父親との別れの場面には何かちょっとウルッで本当に満足な1冊!!

  • 主人公がまったく自分が愛されているという発想に至らずもどかしい展開でした、読者としては絶対両思いってわかるのに!主人公はぜんぜん気づかない…。
    しかしこの人の話ほんと面白いの多い。

  • 餅つきがなんだったのか・・・気になる
    大変面白かった。

  • 異世界トリップもので、すごく楽しかった。髭そりで鼻血が噴出してしまう萌えは残念ながら全く想像できないけど面白い!ナスやキュウリを食べ尽くしてしまおうとする晩餐会を告げる左衛門には思わずふいてしまった。トリップものなので最後どうなるかな~って心配だったけど憂いも残さず綺麗に終わってよかった。

  • 笑える!
    ウサギ国の常識が、おとぎ話とか風習とかが混じって面白い。なすときゅうりの食べつくしや、もちつきについてもっと読みたかった。

  • 異世界トリップもの。とはいえ、どこか馴染みのある世界なので違和感をおぼえず文章に入っていける。恋心を自覚した泰英の心理描写にはぎゅっと心を締め付けられるようだった。
    うさぎってことで性欲がすごい…ということで描写が多いんだけど、いやらしさを感じないというか、エロいんだけどかわいらしくて、心理描写と相まって萌えました。

  • 初読みの作家さんです。耳が生えているのでもふもふだろうと思って……。
    最初っからぶっ飛ばした感じのお惚けBLで、斜め上行きすぎてます。
    随所で吹き出してしまい、飲み物系口に入れながら読むと危険。
    日本昔話のウサギ系をあっちからもこっちからも持ってきて、それが
    また意味不明ななんだけど絶妙な具合に絡み合って味が出すぎてます。
    心のすれ違いはもちろんのこと、生態系からしてすれ違ってます。

    話は通じないのに妙にかみ合ってる……なんですか、この神技。

    ある意味もの凄い筆力の作家さんではないかと思いました。
    ただ気になったのが、文章中に『エッチ』と言い過ぎ。
    一人称なんで、ものすごく耳に付くというか、一文の中に3回も4回も
    エッチエッチ言ってると、ちょっと鬱陶しい。
    終盤の詰め込み感も凄く、走りすぎてましたので、その2点さえ
    気にならなければ★5つでした。

    大久野島は学生時代近場で何度も船で渡った所なので、何だか
    感慨深かったです。
    無人島でウサギの楽園です。その楽園で太平洋戦争下、毒ガスが
    作られ地図から消された島としても有名。
    廃墟と楽園が同居する、長閑で綺麗な、でも少しうら寂しい感じの島。
    作品世界にああ、あの辺ね、というのが思い浮かび、懐かしかったです。

  • 「ウサギの王国」のずれっぷりに笑いながら楽しく読めました。

  • やっぱりこの作家さんは、平凡なラブロマンスよりもぶっとんだお話の方が断然イイ。
    大久野島というウサギの楽園がある小島へ仕事で訪れた泰英は、白ウサギを追いかけるうち大きな穴に嵌って、気が付けば頭にうさ耳がついた人々が暮らすアナザーワールドに…
    という、アリスインワンダーランド状態の始まりから爆笑でした!
    そこに暮らす人々から泰英は「兎神」だと信じられてしまい崇め奉られ、その上、島を救うためにウサギの王である隆俊と毎日Hしなければならないと言われるのですが。

    ウサギ関係の話のあれこれがパロディっぽくぎゅっと詰め込まれていて、それが大抵ウサギ族の大いなる誤解になってしまっているところが面白かったです。因幡の白ウサギからウサギの餅つきまで、笑えます。文化が違うので仕方ないよねと思う反面、あまりに歪曲された解釈で大爆笑。特にお腹が痛くなるほど笑ってしまったのが「おふくろの味」のところでした~!もう悶絶した。

    そして、そんな誤解から生じる笑いを、必ずエロ方面に着地させるのが神業。
    人前でうさ耳をさわるのはとても破廉恥なことらしいし、泰英がヒゲをそっただけでウサギ族は全員鼻血を出してしまいます…
    笑いだけじゃなく、胸キュンも大量でした。隆俊は誠実で頼りがいある魅力的な男です。そんな彼のことを泰英はだんだん好きになっていくのですが、なにしろHから始まった関係。隆俊からは「島のために」と言われてしまい、落ち込む泰英に切なくさせられます。
    ウサギの習性を見事に生かして、エロはハンパありません。かなり萌えました。
    ラストはうるっとさせられましたしね。よかった…と心から思いました。

    もちろん、シリーズ化ですよね?その後のラブラブ生活も知りたいし、隆俊の弟の秋芳も気になります。

  • 前から気になってた作家さんだったのと、面白そうと思ったので購入。……何だろ……最初、文章が凄く読み辛かったです……ゴニョゴニョ。途中気にならなくなったけど……(汗) 最後はどうなる事かと思ったけれど、ハッピーエンドで良かったです。

  • シャレード文庫の「なんか、淫魔に憑かれちゃったんですけど」が面白かったのと、うさぎ島について聞いたことがあったので購入。
    ウサミミ攻×ヘタレ年上受(主人公)の異世界ファンタジー? とにかく、トンデモ設定が面白い!!
    島で白いウサギに誘われて別世界に流れ着いた主人公が、ウサミミな人々が暮らす世界でなぜか兎神とあがめられてしまいます。
    この世界では、兎神は厄災から世界を守ってくれると言い伝えられてますが、島を守ってもらう代わりに、性欲の神様である兎神に、島の王様がエッチで毎晩ご奉仕する必要があるんだそうですよ。
    というわけでエッチシーンが各所にありますが、さすがはウサミミ、性欲バッチリです(笑)
    この話を聞いただけでも笑ったのですが、それ以外にも似て異なる文化に四苦八苦する主人公が面白かったです。
    ご都合設定も笑えるものばかりでしたが、この世界にウサミミさんの始祖が来た経緯や、この世界のありようなど、ハッとさせられるものもコッソリちりばめられていて、私はその辺を掘り下げたものが読みたかったですが、BLだと無理かな・・・。

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