蝕みの月 (リンクスロマンス)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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本棚登録 : 66
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344829992

作品紹介・あらすじ

画商を営む汐方家の三兄弟-京、三輪、梓馬。三人の関係は四年前、目の病にかかり自暴自棄になった次男の三輪を三男の梓馬が抱いたことで、大きく変わりはじめた。養子で血の繋がらない梓馬だけでなく、二人の関係を知った長男の京までもが、実の兄弟であるにもかかわらず三輪を求めてきたのだ。幼い頃から三輪だけを想ってくれた梓馬のまっすぐな気持ちを嬉しく思いながら、兄に逆らうことはできず身体を開かれる三輪。実の兄からの執着と、義理の弟からの愛情に翻弄される先に待つものは-。

感想・レビュー・書評

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  • んー、続刊出たし、評判がよかったから読んでみた。
    期待が高すぎたのかなあ。もう少し病んでてもよかったな。京兄さん、もっと歪んでて欲しかった!

  • 初めて読む作家さんで、最初はほぼ表紙買いだったんだけど、中身の濃厚さに脱帽。
    笑いの欠片もないどシリアスな3兄弟の泥々三つ巴。すごい力のある作家さんに出会ってしまった…。

    次男に目が見えないという設定を持ってきたのは大正解な気がする。辛くても兄から離れられない、枷があるから逃げられないんだと思い込ませてるけど、実は違うよね。本当は本能的に兄と離れられないだけなんだけど、目に見える枷を理由に、一途な弟に謝りながら彼も手放せない。哀れで被虐的で、なんという雌なんでしょう、次男。たまりません。

    エロも素晴らしくて、中でもなかなかお目にかかれない◯輪挿しがあるとは…!全私が感涙…!

    総じて濃厚なので読者を選びそうだけど、耽美、SM、清楚に見せかけたビッチ、兄弟、三つ巴、◯輪挿し、と私の好物目白押しで私にとって素晴らしい作品。キーワードにピンときた御腐人にはぜひ読んでいただきたいです。

  • 実の兄(三十代前半くらい)×弟(28歳)=主人公
    義理の弟(25歳)×主人公
    の、3P。
    実の兄は鬼畜系執着眼鏡攻め。
    主人公は病気により半盲。
    義理の弟は破天荒だけど頼れる年下攻め。
    実の兄弟ものと3Pものが好きなので題材としては最高に良かったのですが、兄が主人公に憎まれる立場で完全に悪役っぽいのがどうも好みと外れてしまう。
    盲目の主人公、隔離された山の中の洋館、謎に包まれた画家の過去、兄弟の確執等々とても魅力的な題材でしたが、個人的に攻め二人のキャラが好きになれずあと一歩ハマりきれなかったです。
    Hシーンが豊富で読みごたえがあった。
    擬音の多い地の文と時代がかった台詞回しが少し気になりましたが、全体には読みやすくイラストも美しくて良かったです。

  • 半盲、兄弟、3P、SM


    ……地雷原のど真ん中を大疾走です。
    内容を確認しないままの予約購入でしたので、届いてビックリ
    結構ハードな匂いが漂ってくる表紙……。
    近年表紙はオブラートに包んだ系が主流になりつつある中、
    見るからに3P。しかも目隠し。
    リンクスのカバーが新しくなって、口絵が裏表紙になってない
    ことを、この時ほど有り難いと思ったことはない。


    とまぁ、色々と激しかったです。
    ドS長男×ドM次男(半盲)と、純粋三男×ドM次男
    という流れから、色々と開花しちゃったドM次男による
    どっちも選べな~い!な、3Pお約束展開による
    視姦にSMに二輪差しと、なんかもう何でもありな状態。
    ドロドロ閉塞空間での濃密偏狂兄弟愛の極みでした。



    家政婦の花観さんが一番不憫だったような気がするのは
    私だけでしょうか……。
    ドM受の性格がどうしても好きになれなかったのですが、
    最近ハードなのはまったく読んでいなかったので、
    これはこれで新鮮な感じがして楽しく読めました。
    二度目はないのでドナドナ決定ですが、好きな人は
    ものすごく好きな話だと思います。

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