- Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344834514
作品紹介・あらすじ
滅びた湘国の王族・月心は、〓(えん)国太子・煬大牙に愛され幸福な日々を過ごしていた。元服を終え、〓(えん)国人として戸籍も取得した月心は、典楽庁で湘の楽曲を指導する。しかし楽生からのいやがらせを受け憔悴していく月心を憂慮した大牙は-!?表題作ほか、太子として月心を愛しながらも妃を娶る大牙の苦悩を描いた最終話を含む、大人気歴史ロマン完結編!!
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
ノベルズ持ってるけど文庫本に書下ろしがあるので即買い!!
中華系歴史BL三部作の完結編。
今回は初めてお仕事をする月心の話と
大牙の嫁取り物語。
大牙は王位を継ぐ者。
その義務を果たさなくてはならないが、
愛する月心がいるため
自分の条件に合う女性を探し始める…。
お互いの立場が分かる、大牙と月心。
後継者問題とか生々しくそこら辺がリアル。
ノベルズで賛否両論のあったラストだけど
私はこの『史記』に基づいた終わり方が気に入ってる。
これぞ歴史モノ!!
世界観がしっかりしてる丁寧に書かれたBL。(≧∇≦)b OK -
嫌だ!!!妃をとるなんて嫌だーーーーー!!!
あらすじで駄々をこねていた私はしかし、読み終えるころには「うんうん、大牙の妃はこのこの子しかいない」と心の底から納得していました。この子しかいません。大牙と月心のそばにいて笑っていられるのはこの子しかいません……
三人でずっとしあわせにいてほしい。本編のラストは泣けました。二人の后……泣けました。
シリーズ三冊を二日かけて一気読みしました。火烏がたまらなく好きです。火烏も、しあわせになれますように。みんなしあわせでありますように……すごく好きな本になりました。