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- Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344834958
作品紹介・あらすじ
美しい容姿を持つ半妖の夏生は妖犬の壱ノ護を供に放浪の旅を続けていた。人間に迫害されながらも人間への憧れを捨てきれない夏生だったが、壱ノ護はそれを許さず束縛しようとする。やがて妖力を増して人のかたちに変化できるようになった壱ノ護に夏生は身体を奪われてしまう。壱ノ護に惹かれつつ飼い主としての矜持から素直になれない夏生は…!?
感想・レビュー・書評
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すごく良かった。夏生大好きな壱ノ護と、そうとは気づかず家族愛か主従だと思っている夏生。撫でたり会話をしたり…日々の触れ合いが互いの想いを伝え合っているのが感じられてものすごくキュンとした。壱ノ護の片言やモフモフな動きにも、夏生が好きでたまらない様子が表れていて、直接的な言葉じゃないのに好きでたまらない!描写に圧倒されてしまいました。ひたひたと胸を満たしていく、好き~萌える~!の波に翻弄されつつ迎えたラストのシリアス展開に、そうなるだろうと予想はしていてもやっぱりジンとさせられてしまった。
ラスト、あんなことをされても結局人間を許してしまう夏生にもやりとしつつも、それでも二人が安住の地を得たことは素直に嬉しい。自分に尻尾があったら最初から最後までパタパタ動きまくっていたに違いないお話。野原さん、素敵なお話をありがとうございました!
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