ノケモノと花嫁 THE MANGA (8) (バーズ エクストラ)

  • 幻冬舎コミックス
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344847187

作品紹介・あらすじ

イタルを追って、キリン本部までやって来たヒツジたち。燃える麒麟の中にイタルを見つけたヒツジは、彼の元へ向かう──。新章『ノケモノと花嫁+(クロス)』に突入したカケオチカップル・ヒツジとイタル。遂に明かされるイタルの過去、ギンとの関係……果たして、ヒツジとイタルは幸せに結婚式を挙げられるのか!? 原作:幾原邦彦×マンガ:中村明日美子、夢のコラボレーション堂々完結!!

感想・レビュー・書評

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  • 毎巻ながら、絵はとにかく良い。
    ただ、物語としては消化不良感が強かった。燃えるキリンのいる世界と現実世界が、どのようにリンクしているかはよく分からなかったし、(みゆたん、まろにえ、プードルが、最後に現実世界にいたのは何故なんだろう)イタルが過去や実体を持つ存在なのか概念的な存在なのかも分からなかったし、また、児童虐待という重い問題をテーマにしていながら、描き方はどうにも一面的で説得力が感じられなかった。
    「考えるな、感じろ」系の作品だったということなのかもしれないけれど、2009年の第1巻発売から数えて、10年余り追ってきた手前、やはりもう少し結末に納得したかった、と思ってしまうところ。

  • 意外と直感的に、あ、そういうこと?とわかるような部分とわからないような部分と。
    そんな学生さんだってわかるような部分あったっけ?通して読めばまた別かな。
    耽美な絵で児童虐待扱うのは
    変な背徳感もわくというか、妙に絵柄や世界観がしっくりくるなと思ったり。
    とはいえ、変に名前わけなくても
    もうちょっとわかりやすくリンクさせて欲しかった。
    ほんと長い話だけど、とりあえず終着点についてよかったとは思う。

  • やっと完結…!

    しかし最終巻にして状況把握できなくなり少々困惑。

    結局イタルはギンだったの???

    生れてから殺されることのほうが辛い、それを知らなかったというイタルの言葉や、彼のピュアさから察するに、イタルは生まれる前に殺された(中絶された)子供で、母親はヒツジ(洋子)中絶されたのはヒツジが父親に性的虐待をうけて出来た子供だったから?

    イタルの姿は実はギンのもの、ギンの姿は偶然近所に住んでた全く無関係な女優の子供、あの世界でそれぞれ別人の容姿をまとっていただけということなのだろうか。

    とりあえずハッピーエンドだったけど、洋子の夢オチみたいな現実世界にイタルが現れたのはそうすると謎だった。

    親に虐待され殺された子供たちが大人に報復するためにできた麒麟、という設定は好きでした。毎日のように目にする虐待のニュース、どうすればあの子供たちを救えるのだろうと思うと胸が痛む。

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