なぜあの人は人望を集めるのか: その聞き方と話し方 (幻冬舎新書 こ 8-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344980938

感想・レビュー・書評

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  • 「人望のある人は、きっと人と何かを成し遂げるのが上手い人だろう」と勝手に推測して、読み始めた一冊。

    その視点からみると、「なるほど!」と思える部分が数多くありました。

    「性弱説」に因って立つ、という考え方がいいな、と思いました。
    よい、悪いではなく、人は弱いものであるということ。
    そこに、優しさを感じました。
    人の弱さをも包み込むような、優しさ。

    人望を集める人の生き方からは学べることがたくさんあるな、と気付かされた一冊でした。

  •  どういう人が人望があるのか、有名人の蘊蓄のある言葉も添えて、分かりやすい例と共に紹介されています。

     例えば、p.45 河合隼雄さんの「説教の効果はその長さと反比例する」と、こんな感じです。

     読んでいるとなるほどな~と思うのですが、じゃあ、自分の言動をどうすればいいのか、分かったようで難しいですね。

     上の例で言えば、説教を短くしろということになりますが、単に短くしたら、要点が伝わらないようにも思います。

     読者求めているのは、もっと方法論的なものなのかも知れません。

  • [ 内容 ]
    ギスギスした職場で、部下たちは今、人望のある上司を求めている。
    では「人望ある」とは、どういう人か。
    理屈や正論を押しつけない、出世欲や権威を感じさせない、一緒にいるとリラックスできる、他人の痛みがわかる―など、その人間像を明らかにし、人がどう人望を集めるか、それを具体的なテクニックにして伝授。
    相談にきた部下がおのずと答えに気づく話の聞き方や、体験を生かした説得力ある語り口など、人間関係を劇的に変えるヒントが満載。

    [ 目次 ]
    第1部 人望のある人の「日常会話」(人望とは見えないところを見ようとすること 人気があるからといって人望があるわけではない 優柔不断でもいいんです 仕事としてではなく、心で語る人 ほか)
    第2部 人望のある人の「日常生活」(異質なものを受け入れる器量 「あの人間なら」と思われる人にある人望 「たかが人間、おたがい様」がつくる人望 その人の「物語」がはぐくむ人望 ほか)

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    [ 参考となる書評 ]

  • 「人望」に関する本であるが、内容的には一般的な対人関係の本であり、奇抜な内容などはなく、可もなく不可もないという感じ。

    「人徳」と「人望」が異なる、などは言われてみればそうかなとは思いました。

  • 本田宗一郎さんの言葉

    人間には右手と左手がある、
    たとえば金槌を叩くときに右手は動きが目立つから
    みんなが注目するけれども、
    実は受けている方の左手もほうもなくてはならないし、
    ときには叩かれて傷を受ける、
    だからその左手を大事にしなくちゃいかん



    ときには嘘も必要。
    でもそれは嘘をついたことによってプラスになる嘘。

     時間をつねに気にしている人がいて
     その人は脳こうそくで倒れて救急車で運ばれているときにも
     無意識の中なんども時計を見るしぐさをしていた

    時間っていう概念は人間が決めたものだから
    それに縛られたくはないと思った。
    でも一方で、時間という概念があるからこそ
    効率よく生きていくこともできるのかな

  • ・仕事としてではなく、心で語る人
    ・論より体験談
    ・異質なものを受け入れる器量
    ・「忙しい」「疲れた」は言わない
    ・自慢話は人を遠ざけ、失敗談は人を近づける

  • 科学的な本ではなく、著者の感覚的なエッセイ、経験譚、つまり、日記みたいなもの。著者の人柄の良さそうな雰囲気が伝わる内容。

    人望とは何か、一般的な辞書で引かれる意味ではなく、これは、個人の感覚によるものという気がする。感覚的に信頼できるかどうかは、言動と行動の一致、深層の誠実さ、損得勘定に当てはまるか否か。不誠実だったり、一緒にいて、損するタイプの人に人望は感じない。個人の感覚によるものなら、自らが考え言葉にすれば良い事、本を読むまでもない。つまり答えは読まずとも自分自身に有るのだが、だからこそ、この本を手に取った動機を、もう少し見つめ直すべき、という事だろうか。

    いやいや、自己啓発本とは、そうしたお題を与えられないと普段考えもしない、自己確認に意味があったのだった。

  • ビジネス
    自己啓発

  • 読みやすく、サラリと身にしみる書き方がされている一冊。著名人の引用や生き方を題材にしているので、読んでいて楽しかった。まずは青空を見上げたり、余裕のある過ごし方を実践しよう

  • ○人望を集める人の振る舞いを分析した作品。
    ○特に目新しい感じはしない・・・・

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著者プロフィール

近藤勝重(こんどうかつしげ)毎日新聞客員編集委員。早稲田大学政治経済学部卒業後の一九六九年、毎日新聞社に入社。論説委員、『サンデー毎日』編集長、夕刊編集長、専門編集委員などを歴任。『毎日新聞』(大阪)の人気企画「近藤流健康川柳」や『サンデー毎日』の「ラブYOU川柳」の選者を務め、選評コラムを書いている。一〇万部突破のベストセラー『書くことが思いつかない人のための文章教室』、『必ず書ける「3つが基本」の文章術』(ともに幻冬舎新書)など著書多数。直木賞作家・桜木紫乃氏に「日本語の師匠」と呼ばれている。長年MBS、TBSラジオの情報番組に出演する一方、早稲田大学大学院政治学研究科のジャーナリズムコースで「文章表現」を担当し、故・高倉健氏も聴講した。MBSラジオ「しあわせの五・七・五」にレギュラー出演中。

「2023年 『60歳からの文章入門 書くことで人生は変えられる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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