なぜベトナム人は 痩せているのか (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344983229

作品紹介・あらすじ

めざましい経済発展を遂げ、豊かな食生活を送っているのに、WHO調べで、肥満率が圧倒的に低いベトナム人。その秘密は毎日の食事にあった。ダイエットで陥りがちなのが、摂取カロリーを単純に減らすこと。真っ先にその標的となるのが炭水化物だが、これを抜くと逆に代謝が落ちて太りやすい体になる。ベトナムでは毎食米を食べるが、一食の量は少ない。その分、食べる回数を増やして体を燃やす。ベトナム人の食べ方は、現代日本人の生活でももちろん応用できる。病院で栄養指導を行う著者が多数の成功者を出した効果抜群のダイエット法とは。

感想・レビュー・書評

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  • ベトナム人の食事や生活習慣がどう良いかが詳しく知れると思っていたら、そういう記述はほぼ皆無。
    新しい情報も一切無く、たんに夕飯を分食せよってことだけが書かれた本でした。

  • ベトナム人が痩せているのは運動量の多さと気温の暑さのせいだとばかり思っていたが、寧ろベトナム人は運動消費というよりは食事でカロリーをコントロールしているのだそうだ。本書は純粋に食事によるダイエットを指南している。何度も出てくるキーセンテンスが「起床後14時間以内は食べたものが脂肪になりやすい。」これが基本となる。小分けすることにより脂肪を溜めさせない。サプリメントでは正しく栄養がとれないばかりか栄養素によっては過剰症さえ引き起こす虞がある。空腹時の甘いお菓子は絶対に禁物。血糖値の急上昇がさらなる食欲を誘う。など、太らないためのエッセンスを詰め込んである。最終頁には太りやすさをチェックする診断書もついており、これが結構自覚を促してくれる。啓発された。

  • ベトナム人がなぜ痩せているかと言うことを科学的に解明するのでなく、ダイエットの見本としてベトナム人を使っていると言うだけだった。

  • 起床後14時間を過ぎると魔の時間帯=食べないほうがいい。その間に、炭水化物を食べてしまう=昼食後6時間くらいに。
    できれば起床後12時間以内に食事を済ませる。
    一日5回くらい、少しずつ食べる。
    14時間以内に主食、過ぎたら主菜副菜汁物。朝食はしっかりと。

    空腹感があるときは、遊離脂肪酸が血中に増えている。そこにアルコールが入ると脂肪酸と結びついて脂肪肝の原因になる。

    14時間以内にご飯、それ以降は豆腐、魚、ささみなど。
    夕食を我慢して空腹のまま寝る。次の日の朝はたくさん食べていい。
    欠食は食事誘発性耐熱産生がないので太りやすくなる。
    朝食にタンパク質をとる。
    おやつは200カロリー以下に。
    夕食から就寝まで3時間。お茶を飲む。食べた分だけ脂肪になる。
    副菜はきのこ、海藻、野菜。

    寝る前はホットミルク。

  • 起床後14時間以降は食べない。夕食は分割して、先に炭水化物を摂る。

  • わりと似てるかも習慣が。

  • ウワァ色々耳に痛い……
    お菓子は3時までって厳しいよ~~

  • 目を覚ましてから14時間以内の食事を推奨する分食ダイエットの本。
    何故太るのかのメカニズムから、
    悪い食べ合わせの実例も詳細に触れており、
    今後の食生活の参考になる内容が満載。
    理解するというよりは、食事の度に読み直す読み方が向いている。

    一方で、タイトルはやや分かりにくい。
    メインとサブのタイトルが明らかに逆。
    この点からはやや誤解を与えてしまっていると思う。

  • 分食 夜二回に分ける
    一回目は主食
    例 夕食が9時以降になる場合は5時くらいにおにぎりとかパンとかつまむ
    二回目は副食のみ

    就寝1時間前はスープ、飲み物系
    2時間前は油なし系
    3時間前は主食以外で油控えめ

    就寝後14時間以降が太りやすい

  • 体重を減らすと膝への負担が軽くなり、テニスをする時の動きも良くなったようなので、もう少し体重を減らしたいと思い、何冊かのダイエット本を読んでいます。炭水化物の接種を減らせば体重減量に効果があることは分かってはいるのですが、ご飯粒の量を減らすことができても、それ以外の食材(そば、スパゲティ等)まで我慢するのは辛いものです。

    そんな私にとって、この本のタイトルは興味を大いに惹くものでした。ダイエット方法として、国民で最もスリムな人が多いベトナム人の食事の仕方を、この本では推奨しています。

    そのポイントが、起床してから14時間以内に、夕食を2回に分食するというものです。毎朝5時ころに起床している私にとっては、この夕食の取り方は大変参考になりました。

    以下は気になったポイントです。

    ・夕食の時間帯(起床してから14時間以内)に、「主食にあたるもの」を食べて、14時間を超えて以降は「主菜と副菜にあたるもののみ」を食べるという食事方法がお奨め(p6)

    ・体重を増やさないようにしたいのならば、体脂肪を増やさないようにすれば良い(p21)

    ・中性脂肪のつくりすぎを防止するのは、1)脂肪を多く含む食品に注意、2)中性脂肪になりやすい食品の食べ過ぎや、それらを使った料理の組み合わせに注意、3)中性脂肪になりやすい時間帯に注意する(p23)

    ・魔の組み合わせは、「チャーハンと春巻き」「パスタとパン」「ハンバーガとシェイク」、中性脂肪になりやすい時間帯は、起床後14時間以降(p25)

    ・中性脂肪をつくりにくい食事は、野菜・海藻・きのこ(p26)

    ・昼食から6時間後ぐらいの小腹が空きはじめた時間に、主食にあたる炭水化物を食べる、それ以降は脂肪や脂質も少ないものを食べるようにする(p46)

    ・起きてから12時間以内は、食べても太りにくい時間帯、起床後14時間以降は、食べたものが脂肪になりやすく痩せにくい(p56、60)

    ・一日3-5回、ちょっとずつ食べるというのが、太り体をつくっている(p63)

    ・分食のルール、1)14時間以内に主食、2)それ以降は、主菜・副菜・汁物、3)分食するなら、朝食は主食、主菜、副菜の組み合わせ(p68)

    ・2回目の夕食は、豆腐・貝類・魚・鶏ささみ・ひれ肉、温かいスープ類(p73)

    ・朝食で炭水化物を十分にとることはとても重要、炭水化物抜きダイエットはダメ、朝食をとらないと、体が飢餓状態と判断し、昼食時に体内に脂肪を溜め込む働きが活発になる(p100)

    ・夕食から就寝までは3時間あける、そして何も口にしないのが理想、欲しい時はお茶のみで、お菓子は避ける、食べただけ脂肪になる(p105)

    ・主菜は、タンパク質が多く含まれるもの、つまり、魚・肉・卵・大豆・大豆製品(p107)

    ・副菜として考えたいのは、野菜・キノコ・海藻・イモ類(p110)

    ・主菜のパンとパスタを同時に食べるのは避けるべき(p125)

    ・おつまみは、野菜料理から食べて、魚介・豆腐・海藻・キノコにする(p130)

    ・タイ料理は、脂肪の燃焼を活発にするので外食するならタイ料理(p140)

    2013年12月15日作成

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著者プロフィール

【著者】
森 由香子(もり・ゆかこ)
東京農業大学農学部栄養学科卒業、大妻女子大学大学院(人間文化研究科 人間生活科学 専攻)修士課程修了。
管理栄養士として、医療機関をはじめ幅広い分野で活動中。東京都内のクリニックで入院・外来患者の食事相談や栄養指導、ダイエット指導、食事記録の栄養分析、病院食メニュー開発、料理本制作などの経験を持つ。
日本抗加齢医学会指導士の立場からは、食事からのアンチエイジングを提唱し「かきくけこ、やまにさち」(R)食事法の普及に努めている。

「2023年 『100年長生き食』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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