- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344984462
作品紹介・あらすじ
ドナルド・トランプが第45代アメリカ大統領に就任する。泡沫候補がなぜ巨大な民意を獲得したのか?ヒラリー・クリントンとの「史上最低の泥仕合」によって国民が大きく分断されたアメリカ社会を、「偉大なアメリカ」に再生できるのか?排外主義的・孤立主義的な数々の「暴言」は実行されるのか?在米ジャーナリストが、世界中に大きな衝撃を与えた選挙戦を冷静に分析。「トランプのアメリカ」のリスクとチャンスを見極め、日本の取るべき道を示す。トランプ論の決定版。
感想・レビュー・書評
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2017.3.1 期限3/22(延長) 3/8読了3/10返却
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興味津々
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著者はわたしがずっと追いかけている人。トランプ大統領は、先が見通せないと言われますが、言ったことしかやらない。その発言をまとめたのが本書。
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トランプ大統領がアメリカ大統領に選ばれるまでを描いた本。
最初トランプは共和党の数ある候補の1人で、また民主党のヒラリー・クリントンが優勢な状況が、一進一退がありつつも徐々にひっくり返されるさまがリアルだった。 -
2016年のアメリカ大統領選挙。政治経験がなく、政策を語らず、暴言を吐くだけの泡沫候補だったはずのトランプがまさかの勝利。世論もマスコミも実績のあるヒラリーの圧勝という予想で一致していたはず。なぜ、トランプは勝利したのか。
在米ジャーナリストである著者の取材による選挙ルポを読んでいると、世紀の大逆転ドラマはヒラリー側の油断にあったのだろう。トランプには勝って当たり前。ヒラリー陣営は勝つことよりも、勝ち方の鮮やかさに主眼を置き、楽勝気分が漂ってしまった。そのうえ、対抗者のバッシングに徹するトランプとその支持者の選挙戦術の同じ土俵に乗ってしまった。ヒラリーはあくまでも政策で勝負すべきだった。
選挙直前になって、ヒラリーのメール問題が再びむし返され、それがヒラリーの敗因だったというのはわかりやすい説明だが、本書を読む限り、ヒラリーは負けるべくして負けたとしか思えない。
勝負事は油断したほうが負ける、という当たり前のことを思い知ったのが、今回の大統領選挙だった。 -
アメリカ大統領選の回顧録。
トランプさんが大統領になるなんて想像していませんでしたが、アメリカの格差はその分、大きいと実感。
本書では知的労働とブルーワーカーとの所得格差やメディアの異常なまでの加熱報道などが挙げられています。
メディアに関しては、候補者のイメージ象がフィルターを通して入ってくる。いくつかのソースを比べることの大切さも実感。
リーダーは自分達を写す鏡だと思えば安易な言葉に振り回されずに、自分達で、きちんと考えて決めたいものですね。