- Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344984721
作品紹介・あらすじ
殺人など事件が起きると、警察、被害者の遺族、容疑者の知人らへの取材に奔走する新聞記者。その記者がほとんど初めて、容疑者本人を目にするのが法廷だ。傍聴席で本人の表情に目をこらし、肉声に耳を澄ましていると、事件は当初の報道とは違う様相を帯びてくる-。自分なら一線を越えずにいられたか?何が善で何が悪なのか?記者が紙面の短い記事では伝えきれない思いを託して綴る、朝日新聞デジタル版連載「きょうも傍聴席にいます。」。「泣けた」「他人事ではない」と毎回大きな反響を呼ぶ28編を書籍化。
感想・レビュー・書評
-
書かれているのは社会の縮図のさらに一部。もっと苦しみや悲しみはあふれているはず。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いずれの裁判の様子も丁寧だが簡潔に、真摯に書かれているように感じた。どの裁判も心に残り、考えさせられるものばかり。たまたま手に取った書だったが、当たりでした。
朝日新聞の若手記者の皆さんに対しては応援したい気持ちにもなりました。 -
人生イロイロ。一歩間違えば犯罪の人生になるのかも
-
裁判で明かされる事件の深い内容が丁寧に書かれて読み応えがあった。
一つ一つの事件についてもう少し長く書かれていたらなお良いかなと思った。 -
最近裁判を初めて傍聴して関心を持ったので、この本を読みました。
ドラマのような出来事が現実には起きていて、自分にはあまり関係ないと思っていたけれど、そうとも言い切れないんだろうなと感じて怖くなりました。
ある日突然事件や事故に巻き込まれることもあるだろうし、育った環境でも -
色んな事件の裁判の傍聴記録。被告と裁判官、検事、弁護士とのやりとりが会話形式で書かれていて、非常にリアル。ひとつひとつが少し浅く感じてしまったが、知っている事件も多く、判決をこの本で初めて知るものも少なくなかった。いろんな人生があるなと感じた
-
2018.02―読了
-
2022.6.11
-
裁判傍聴の新聞記事ということで、一つ一つの事件の内容が薄く感じた。書籍化するなら裁判だけではなく取材してもう少し深掘りしたものがよかった。
-
もとが新聞連載なのでやや物足りない部分はあるが、その分端的にコンパクトにまとまっていて量的にはあっという間に読める。
でも内容がキツい…特に子供が被害者になる事件を読むのがほんとにキツい。