- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784385366241
作品紹介・あらすじ
歴代の三省堂国語辞典から削除された1,000項目を当時の紙面のまま拡大して収録。
全項目に脚注を付し、「コギャル」「メーンエベント」など15項目には時代背景を大活字で解説。
巻末に版数別の削除項目2,000。
感想・レビュー・書評
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2023年4月三省堂刊。三省堂国語辞典の編集ルールである「そのものが無くなった、運用されなくなった、俗称等」が適用されて消えたせいか、インパクトのあるものは少ない。スペースシャトルは運用停止なので辞書から消えたのだが、あぁそうなの。キーパンチャーもバリコンも消えているが、そんなことないでしょう?、あるのと違う?…。もうええわ。となってしまいます。四の五の言ってもそういうルールなので仕方ないです。
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タイトル通り三省堂国語辞典から削除されてきた言葉を集めた本。それ以上でもそれ以下でもないこの本は読み手の読み方が問われる本と言ってもいいと思う。全く聞き覚えのない単語もあり、やはり言葉は変化していくものだということを実感する。詳細な挿絵とともに掲載されていたというバリコンは懐かしさ200%(笑)。
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全頁を通読したわけではないですが、全体的に薄く広く目を通すことで本書の趣旨の部分は一通りさらった(&購入したときの個人的な目的は果たした)ので、登録上では読了扱いにします。
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普通に辞書読むのもおもしろくて好きだけど、削除された言葉を集めてる、ていうコンセプトがおもしろい。
『ダベリング』ていう言葉を使う上司がいて、てっきりその人が思い付いたギャグみたいな言葉なのかと思ってたら、かつては辞書に載ってた言葉と知って、めっちゃ衝撃的。 -
改訂で削除した言葉に関するエピソード集かな?と、勝手に、そう本当に勝手に思い込んでいた‥
手に取りやすいソフトカバーのB6版だったし‥
開いてびっくり、あ行から、ただただ消えた言葉が並んでいた。
逆に「らしく」て笑えた。
内容はかなりカタイのに、ソフトカバーで、字も大きく、老若男女に手にとってほしいという祈りも聴こえてくるような気がして、泣き笑いしたくなるような何とも言えない優しい気持ちになった。 -
何気なく開いたら「ペチャパイ」が出てきて笑った。性的な語句は収録しないよう方針が変わったそうで、「巨乳」と一緒に消えたらしい。
「辞典」という形式より、インパクトあるものをピックアップした「読み物」として作った方が受けたかも。 -
もし無人島に本を1冊だけ持っていけるとしたら辞書だと思っている。それだけ辞書というのはよく読んでみると面白い。消えていった言葉にも、そのモノ・サービスが無くなったり、不適切な表現だと判断されたり、理由は様々。その理由や背景を考えるのも面白い。新しいものを追加掲載することよりも、泣く泣く削除する方が大変なんだろうなと思う。
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伝説のワードハンター、レクシコグラファーの孫が集めた三省堂国語辞典から消えた昭和、平成の言葉。
時代とともに変化するコトバ、辞書を改訂するたびに削除したり新たな用語を追加したり。本書は辞書から消えた懐かしいコトバ多くは死語を収録。
私的にはツボにハマったのは「なお助」、「おんな」をひっくり返して人名のようにみせかけた言葉。「スケ」の語源だとか。「一六銀行」は質屋(1+6)の俗語。
筆者は三国の前身の明解国語辞典、編集主幹の孫だという。 -
https://dictionary.sanseido-publ.co.jp/230608