パーティー学 (現代教養文庫 495)

著者 :
  • 社会思想社
3.50
  • (0)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 23
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784390104951

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 大量のデータをなるべく捨てずに解釈するための方法が具体例に基づいて説明される。

  • 発想法として有名な「KJ法」のもとになったアイディアが紹介された本です。

    「KJ法」の具体的なやり方については、著者の『発想法』および『続・発想法』(ともに中公新書)の方が分かりやすいように思います。

    ただし本書では、人類学者である著者が、人類の文明史の中で創造性が果たしてきた役割を考察するという、きわめてスケールの大きな議論が展開されており、著者の発想法の背景となった思想を知ることができます。

    『知的生産の技術』(岩波新書)の梅棹忠夫も人類学者で、しかも本書の著者と同じく今西錦司の高弟でしたが、こうした発想法や知的生産についての工夫が、フィールド・ワークの実践の中から生まれてきたというだけでなく、今西自然学・人類学の広大な視野のもとで育まれてきたことにも、興味をかき立てられます。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1920年(大正9年),三重県生まれ.1943年,京都大学文学部地理学科卒業.大阪市立大学助教授,中部大学教授などを経て,KJ法本部川喜田研究所理事長,元社団法人日本ネパール協会会長,ヒマラヤ保全協会会長.理学博士.昭和53年度秩父宮記念学術賞,マグサイサイ賞,経営技術開発賞,福岡アジア文化賞受賞.著書に『続・発想法』『野外科学の方法』『KJ法』ほか

「2019年 『まんがでわかる 発想法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

川喜田二郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×