尾木ママ、どうして勉強しなきゃいけないの?

著者 :
  • 主婦と生活社
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784391143515

感想・レビュー・書評

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  • 学校に行くのは、子どもたちが社会とのつながりをもつため。また、学校という場は社会に入るための第一歩だと言える。いじめをしなくても、相手に伝わる方法はいくらでもある。
    体罰は依存関係をもたらし、生徒が伸び伸びと考える思考力をストップさせてしまう。また、生徒自身も褒められて解放的になにかを行うことで伸びる。
    自分と合わない人と仲良くする必要はないが、相手の話を聞き、意見、考えを受け入れることが大切。色々な考えの人と関わって、様々な考えに触れ合うことは自分を広げてくれる。
    ずるいことをしたら、そのぶん自分に返ってくる。ズルをしたら、自分の記憶の中にはそれがずっと残り、傷つくのは自分自身。このことを予見することが大切。
    約束を破ってはいけないのは、約束という行為自体が重要なのではなく、そこから生み出される強い結びつき=信頼が大切。
    夢を持つことで日々成長できる。小さな夢を持つことでちょっとずつだが力がついてくる。何も考えずに人生を送っているとただ歳をとっていくだけ。
    働くという意味は生活のためという意味もあるが、働くことで社会のみんなと関わり、生きている実感が湧くから?
    小さい子供にとっては、自分の生きている世界しか知らないから、それが人生の全てだと思ってしまう。←これは結構わかる!!学校で辛いことあった時に逃げ場がない?生きることの意味は、「生きる意味を探し求め、昔の知性も借りながら“前に前に”進む。それが生きる意味?」

  • もう10年近く前の本だが、当時の問題はさらに大きくなっている気がする。
    今も変わらず大切なことが書かれていた
    言われればとても大事なこと、シンプルなこと
    でも子育て、仕事とバタバタしながら、1人で考えると様々な思考が混ざり、それが導き出せなくなる。
    そこをスッキリさせてくれる本

  • 尾木ママの本は初めてでした。

    勉強以外にもいじめや生死について等10代の子供が抱くであろう疑問や葛藤に優しく答えてくれている。

    同じ内容で子供向けの本があったら思春期前に読んで欲しいと思った。

  • 過去記録
    簡単なようで難しい16の疑問。
    図書館でふと目に止まり、尾木ママの本を初めて読みました。子供が抱くであろう疑問に、軽快に答えていきます。ご自身が教師としての経験の中で得てきた価値観や考え方が記されています。文章から、子供にまっすぐ向かい合う真摯な姿が伺えました。人として、親として、疑問をもつこと、自分なりの考えをもつことを大切にしていきたいと改めて思いました。いつか子供に疑問を投げかけられた時、子供が自分なりの考えを見つけられるよう、寄り添うことができる親でありたいです。

    1.どうして勉強しなきゃいけないの?
    2.なぜ学校に行かなきゃいけないの?
    3.どうしていじめちゃいけないの?
    4.なぜ暴力はいけないの?
    5.どうして誰とでも仲よくしなきゃいけないの?
    6.なぜ人を「好き」になっちゃうの?
    7.どうして謝らなきゃいけないの?
    8.なぜウソをついちゃいけないの?
    9.どうしてズルいことはいけないの?
    10.はぜ約束は守らないといけないの?
    11.どうして夢を持たないといけないの?
    12.なぜ働かなきゃいけないの?
    13.どうしてみんな神様にお願いするの?
    14.なぜ死ぬってこんなに怖いの?
    15.どうして人を殺しちゃいけないの?
    16.なぜボクたちは生きているの?
    2016/4/20

  • それぞれの回答が深い。眼差しが暖かいから、素直に聞き入れられる。

  • 2014.7 市立図書館

    尾木ママの本は、読みやすい。

    どうして?の質問には答えを押し付けるのではなく一緒に考える。
    「どうしてだと思う?」
    「どうしてそう思ったの?」疑問を持った根っこを聞いてみる。

  • 勉強したくなくて買いました。寝っころがりながら1時間ぐらいで読破しました。とても読みやすく、タイトルの「どうして勉強しなきゃいけないの?」に留まらない疑問への尾木ママの考察がかかれてありました。理想論ではあるかもしれないけど、こういう考え方ができたら、ちょっと生きるのが楽になりそうだなと思えました。

著者プロフィール

教育評論家、法政大学教職課程センター長・教授、臨床教育研究所「虹」所長。
1947年滋賀県生まれ。早稲田大学卒業後、海城高校や公立中学校などで教師として22年間、ユニークな教育実践を展開。現在、「尾木ママ」の愛称で親しまれる。
著書『いじめ問題とどう向き合うか』『子どもの危機をどう見るか』(以上、岩波書店)『新・学歴社会がはじまる』『日本人はどこまでバカになるのか』『子どもが自立する学校』(編著、以上、青灯社)『尾木ママの「叱らない」子育て論』(主婦と生活社)『尾木ママの子どもの気持ちが「わかる」すごいコツ』(日本図書センター)ほか多数。

「2013年 『おぎ・もぎ対談 「個」育て論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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