ラーマーヤナの宇宙: 伝承と民族造形 (慶應義塾大学地域研究センター叢書)

制作 : 金子 量重 
  • 春秋社
3.80
  • (1)
  • (2)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 11
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393132746

作品紹介・あらすじ

マハーバーラタと並び称されるインド二大叙事詩のひとつラーマーヤナは、3世紀頃に現在伝わる形になったのちも、歴史・地域・民族ごとに変容しつつ、時を越え海を越えて、アジア各国の文学、演劇、建築に、ラーマーヤナ文化圏ともいうべき巨大なひろがりを形成した。本書は、綿密な研究にもとづき、貴重な図版・写真を多数用いながら、ラーマーヤナのインド本国における展開と、アジア各国へ伝播し変容する過程、そして、そこから生まれた文化と芸術の姿を一望する。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 私がラーマーヤナに興味をもつきっかけとなった一冊です。
    ラーマーヤナについて、成立から粗筋、周辺諸国への伝播などの概要をつかむにはもってこいの本。
    また、ラーマーヤナってひとつの本ではないの?という向きには、そういった単純な話じゃない!色んなversionがあってね…というのがわかる本でもあります。
    ラーマーヤナというひとつの神話を、各人が各地域でどのように解釈しアレンジし改造していったか…それを1冊で俯瞰できる贅沢な一品です。

    この本の後に読んだ東南アジア版のラーマーヤナについての論文を読んで、個人的に東南アジアのラーヴァナ(ダッタギーリ)はヘタレになったと思うのですが、どうですか?

全1件中 1 - 1件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×