私がラーマーヤナに興味をもつきっかけとなった一冊です。
ラーマーヤナについて、成立から粗筋、周辺諸国への伝播などの概要をつかむにはもってこいの本。
また、ラーマーヤナってひとつの本ではないの?という向きには、そういった単純な話じゃない!色んなversionがあってね…というのがわかる本でもあります。
ラーマーヤナというひとつの神話を、各人が各地域でどのように解釈しアレンジし改造していったか…それを1冊で俯瞰できる贅沢な一品です。
この本の後に読んだ東南アジア版のラーマーヤナについての論文を読んで、個人的に東南アジアのラーヴァナ(ダッタギーリ)はヘタレになったと思うのですが、どうですか?
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
アジア関連
- 感想投稿日 : 2009年7月29日
- 読了日 : 2009年7月29日
- 本棚登録日 : 2009年7月29日
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