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- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784393333068
感想・レビュー・書評
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近年のシステム化やiPhone等のデジタルデバイス化、ネットワーク化に対して、アンチテーゼを一考する書。コンピュータ工学での経験後に文系の学問も同時に研究した著者が、学問的にITのあり方について述べている。私がプライベートでも仕事でも「ファストIT」側の人間であることを前置きしておくが、この本に関しては、主観的な主張の域を出ないと感じている。確かに「スローIT」として筆者が説く、身体的活動を伴うコミュニケーションの促進にITを使うべきではあるが、それが「ファストIT」を止めることの理由にはならない。本書では技術哲学的な視点が多いが、もっと政策的・経済的観点も含めて、筆者の言う学際的な論がほしいところ。
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日本語文章として読みづらい。展開、流れが悪く、うーーーんセンスが無いのかなと…でもタイトルの通り、すごくいいとこ掠ってるので絶賛惜しい感じでした。タイトルテーマから逸れないようにしてくれたらよかったんじゃないか。テーマを念頭におけば、違う具体例や展開の仕方があったんじゃないかと思いました。
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生産効率性のみを目的としたITを「ファストIT」と定義づけその対極に「スローIT」があるという論理だが、ではその「スローIT」とは何かというとイマイチ判然としない。ファストITに対する批判はもういい、それなら貴方なりの答えをきちんと示して欲しい。