人間椅子 他九編 (江戸川乱歩文庫)

著者 :
  • 春陽堂書店
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感想 : 99
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784394301073

感想・レビュー・書評

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  • 江戸川乱歩作品で一番の面白さ。
    最後のオチが秀逸で、不気味です。

  • 奥さんには優しくしましょう。蓋を閉められない様に。

  • 気持ち悪っ(笑)

  • 3+

  • 改めて読んでみると、やっぱ面白いな〜と思う。
    「人間椅子」は有名なので知っていたけど、今回はじめて読んだ中では「お勢登場」が好き。
    シンプルなストーリーながら、うすら寒いです。
    他の短篇も、どれも毒とエロと妖しさに溢れ、読みだすと止まらなくなってしまうのだ。
    乱歩はすごい。

  • 本当に、乱歩の小説は筋金入りの変態さんが多いなぁ。
    (褒め言葉)

  • 武田鉄矢主演でドラマ化してたけどキャスティング素晴らしすぎ。

  • 椅子の中にひそむ不気味な男…。
    その目的とは…。
    誰も予想できない衝撃の結末!!
    [岩波文庫緑(181-1)「江戸川乱歩短篇集」に収録。1F文庫・新書コーナー]
    【熊本学園大学:P.N.ゆき】

  • 「人でなしの恋」が気に入った。
    「人間椅子」のエロさがよくわかりません^^;

  • 表題作は勿論のこと『毒草』にもゾッとした

  • 表題作は、進むにつれ、顔がにやけてくるような面白さがあった。

  • 醜悪な見てくれが産んだ倒錯した愛。ロマンチック。分厚い椅子に座って読めば、読み進むにしたがってゾクゾクすること請け合い。
    他の短編も面白かったけれど、やっぱり表題作が印象に残った。

  • 短編集。
    ○人間椅子○お勢登場
    ○毒草○双生児
    ○夢遊病者の死○灰神楽
    ○木馬は回る○指輪
    ○幽霊○人でなしの恋

    人間の醜さ、恐ろしさを感じる小説だった。
    犯人を当てるような推理ものではないので、推理ものを期待するなら違う短編集がいいかも。
    この中でお勧めなのは人間椅子と毒草の2つ。
    ただ、読みやすいし面白いので、読んで損はない‥と思う。

  •  江戸川乱歩の短編の中でも、非常に不気味で妖しい光を放つ「人間椅子」
     人間の底知れぬ欲求と、その行き過ぎた終焉が怖ろしい。

  • (メモ:高等部1年のときに読了。)

  • 短編集と侮ることなかれ。
    表紙もさることながら、中身はもっと目を引くだろう。
    ページを捲る度に訪れる背筋がぞくりとする恐怖感と言葉では表しにくい高揚感が読み手を支配するだろう。
    流石乱歩と脱帽した一作。

  • 乱歩独特の、じわじわと迫ってくる不気味さや恐怖が面白い。手紙の最後に、これは単なるフィクションだと書かれていたが、それは本当だろうか。もしかしたら、フィクションと書いたことすらフィクションで、椅子を空けたら中から人が出てくるのかもしれない。そんな後味の悪い終わり方が良い。

  • 江戸川乱歩の中でもBESTの1作品。

    全編に溢れる妖しさに、もうノックアウトです。

  • 初めて読んだ乱歩作品。思ったよりも読みやすくて良かった!
    表題作の「人間椅子」はもちろん、「夢遊病者の死」、「人でなしの恋」がすき。サラッと怖い。江戸川乱歩、もっと読んでみたい。

  • 江戸川乱歩って、おもしろかったんだ!
    ハッピーエンドじゃなくて、結構ブラックな終わり方が多いけど、さらっと書いてるから読んでいて不快感はない感じ。
    個人的に「お勢登場」のおせいの悪女っぷりには衝撃でした。
    あと、「夢遊病者の恋」は、なんか切ない(苦笑)切ないんだけど、思わず苦笑いしてしまう感じ。
    「人間椅子」はさすがって感じ。ホラーミステリーっぽいよね。
    個人的には「幽霊」がおもしろかったなぁ。
    明智小五郎登場だしね。

    満足のいく一冊でした。今まで完全に読まず嫌いだったなぁ。

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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