- Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
- / ISBN・EAN: 9784394301318
感想・レビュー・書評
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表題作、「イタズラの天才」もの( ´ ▽ ` )ノ。
障害者ネタが出てくるまではニコニコ、以降だんだん陰鬱になってきて、ラストは「ほう」という感じ。まあ、よくある展開ではあるんだけど、こんな昔からこういうオチがあったんだ(゚д゚)!
本作もそうだけど、乱歩作品には暇を持て余した金持ちが犯罪や変な趣味に走る類いのものがやたら多いね( ´ ▽ ` )ノ。
面白かったのが、マジックハンド(不精なヤットコ、だったっけ?)の形状を「☓☓☓☓☓☓☓☓☓型」としてある点( ´ ▽ ` )ノ。こういう考え方はなかった( ´ ▽ ` )ノ。伏せ字みたいだね( ´ ▽ ` )ノ。
「防空壕」、戦時中の話をこういう風に書いたら、いまだとあちこちから批判を受けそうだね( ´ ▽ ` )ノ。反戦要素ゼロだから( ´ ▽ ` )ノ。
「妻に失恋した男」、新聞に5回連載とあってビックリ(゚д゚)!。こんなに短いのに(゚д゚)!
ほか「指」とか、その後の和風モダンホラー・奇妙な味の元祖的作品だね( ´ ▽ ` )ノ。
2016/04/11 -
(収録作品)妻に失恋した男/防空壕/堀越捜査一課長殿/指/ペテン師と空気男
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春陽堂から大正時代に刊行された江戸川乱歩短編集を文庫で復刊したものです。本短編集は、"ペテン師と空気男(1959)""堀越捜査一課長殿(1956)"、"防空壕(1955)"、"妻に失恋した男(1957)"、"指(1960)"の5篇を収録。いずれも作者の晩年に発表された作品です。この頃は怪人二十面相や少年探偵団が活躍する少年ものが多く発表されていた時期ですが、表題作にもなっている"ペテン師~"は、往年の乱歩らしさを感じる作品です。また、"防空壕"は色々な意味で印象に残る話です。男ってバカだな。
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どんでん返しトリックだらけ
そんな道理なの?と思わせるものばかりなのに、期待してよんでしまう -
・収録作品・
ペテン師と空気男
堀越捜査一課長殿
防空壕
妻に失恋した男
指 -
「ペテン師と空気男」「堀越捜査一課長殿」「防空壕」「指」収録。
さすがに表題作が一番の作品だった。少し地味な作品群かもしれない。 -
やっぱり乱歩を読むなら春陽堂。渋いね。
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冒頭〜中盤にかけての可愛さとそれ以後の探偵っぽい雰囲気と。
誰かにいたずらをしたくなった。