信濃が語る古代氏族と天皇 善光寺と諏訪大社の謎(祥伝社新書) (祥伝社新書 415)

著者 :
  • 祥伝社
2.93
  • (2)
  • (2)
  • (5)
  • (3)
  • (2)
本棚登録 : 89
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396114152

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2015.9.192015.10.6

  • 読みやすくてとても面白かった。
    著者の自説も多いけれど、
    なるほど!と思うことがたくさんあって勉強になった。

    物部氏と蘇我氏は仏教導入をめぐって対立したということしか知らなかったが、
    物部氏と蘇我氏が手を組み、改革事業が推し進められた、とか。
    安曇氏や物部氏、天武天皇などが信濃に注目していたのは馬の重要性とか、
    古代の関東に至る主要ルートは、日本海から信濃川(千曲川)を上って長野県に入ったのち、碓氷峠を越え、群馬県に出て、そこから利根川を下るルートとか。

    あと、引用で、タケミナカタの足跡とか三天法とか
    興味深く読んだ。

  • 反論をうまく受け付けるのかどうかわからないけれど。こういう風にも読める、とみてきたような、の境目がどこかという気分になるのをどうしたものか。五来氏の時はそう思わなかったのは若かったからだろうか。

  • ずいぶんと前に著者の他の作品を数冊読んでみて、どうにも合わなかったので以来忌避していたが、とりあえず読んでみた。果たして、10年前よりはマシに別段苦痛になることもなくさらりと読めたのは昔よりはまだ纏まってるからだろうかと思われる。目新しい説はないが、過去比的にそれなりにうまく構成されていて、写真も白黒ながら分りやすく、特に前半は問題なかった。が、後半かなりグダグダに転がっていく感あり。めんどくさくなったのか?飽きてきたのか?と読みながら突っ込みたくなった。ともかく、それなりにコレから読む本のヒントにもなったし、旅行ガイドブック的にも有益。で、そのバスの運ちゃんの話が気になってたまらない、詳細は棺桶まで持って行くそうだが、そんなら中途半端に話を持ち出さないでほしいです、イヤラしいです。

  • 信濃の古代史はミステリアスな魅力に富んでいます。大和岩雄さんの「信濃古代史考」は名著ですが煩瑣なところがあり、本書でさらっとおさらしようという安直な動機がありました。でも、本書は期待に応えません。脱線に次ぐ脱線。論旨の飛躍。事実確認がありません。お酒を飲んで気が大きくなった古代史オタクにくだを巻かれた気持ちです。

  • 20150723読了

  • 論旨がひどい。いざとなると「のだ」で終わらせる、さらに著者自身が確信がなくなると「…ように思えてならない」という。そして論拠が書かれていない。さらに末尾に参考文献すらない。タイトルだけで手にした自分が悪い。今、その罰を受けているものとしてこの新書を読んでいる。
    だめだよ、きちんとした校正者、編集者を立てないと!>祥伝社さん

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

歴史作家

「2023年 『日本、中国、朝鮮 古代史の謎を解く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

関裕二の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×