- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396116149
作品紹介・あらすじ
知らず知らずの間に搾取されている――。
2012年12月から始まったアベノミクスによる景気回復は、
中国に端を発した2020年の新型コロナウイルスのパンデミックにより露と消えた。
そもそも、この好景気は大企業の業績改善に一定の効果があったとされるものの、
日本人の賃金は先進国で唯一下がり続け、GDP(国内総生産)も低成長が続いている。
では、こうした経済のもとで、いったい誰がどのようなカラクリで儲けているのだろうか
デジタル化が進み、経済のルールが大きく変化するなか、
身近な商品から最新のビジネスの仕組みまでを検証する。
そうして、炙り出された驚きの〝真実〟とは――?
感想・レビュー・書評
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タイトルから、経済について体系的に分析した本かと思ったら、『お金の雑学・お金の裏側』のような本でした。
ぼったくりの生命保険、転売ビジネス、公証人役場と遺言書の騙しテクニック、大企業ほど税金を支払わなくて良くなっている仕組み、相続税と不動産、詐欺的投資話、などなど。
何冊か投資や税金の話を読んでいれば、目新しくて驚き、という内容ではない。しかし、何冊か読んでこれは読まないと損をするな、という内容が1冊にまとめて書かれているので、お金や投資の本を読んだことがない人にはおすすめの本。
数値的根拠も書かれているのも好感が持てる良書。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
認知バイアスってのを意識しておかないとならないですね。実際、物事を知得した際に、どういう風に認識しちゃうかって意識しておかないと流される。そもそも誘導したいがための出し方をしてくるわけだし。商品価格、AIと仮想通貨、税金、投資などのカラクリを記載はしていますが、じゃぁこう言う書かれ方ってのものも誘導が含まれているんじゃないかなと言う意識も必要ですね。
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商品価格や税金、仮想通貨、投資などのカラクリが説明されていてどの話もびっくりするような内容です。
特に世の中の儲け話については正しい情報を持ってないと簡単にカモにされてしまいますね。
知っておいて損はない経済のカラクリ。
ぜひ読んでおくことをすすめます。