- Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396311193
感想・レビュー・書評
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『ジョコビッチ』の本の訳者のあとがきに、訳す前に読んだ本が10冊くらい紹介されていて、興味があるのを借りたり、買ったりしてみた。そのうちの一冊。
「勉強の仕方」というよりは、将棋界トップの二人の「生き方」「学び方」。将棋に興味がない人でも、もちろん読めるけれど、将棋がやりたくなる。(微笑)
二人の語録がとてもいい。
米長語録
「最終的に頼れるのは自分自身の力だけ。ということがわかっていないと、本当の成長はできない。さもないと、他人の残したものを少しずつ吸収するだけで、一生が終わってしまいます。」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
勉強方法に固定されたやり方はない。
自分で見つけるしかない。
それができなければ、没落あるのみ。
そんなメッセージを読み取ることができます -
私の中で今猛烈羽生さんブーム到来。
この本で一番印象に残ったのは仲介業者思考。自分と目指すものというのは、本当はただ両者の関係それだけであるべきなのに、現代の世界ではいっぱい仲介業者がいて、目指すもの=仲介業者と勘違いしてしまうひとが多い。だがしかし、仲介業者は全然完璧じゃないし、おんなじ人間なのだ。あくまで目指すものとは違う。
それは受験の中での教師と生徒にも言えるし、宗教の中での教祖と信者にもいえる。
それがわかっていれば、気づいたら辿るべき一本の線を誤っていたなんてことはないんじゃないか、というような米長さんの発言に、「これは考えてなかった」と思った。
どんなに立派に見える人でも、仲介業者にすぎない。
私は神を無意識に探していたんじゃないかと思った。友人にさえ。 -
米長流・羽生流