微笑みがえし (ノン・ポシェット) (ノン・ポシェット の 1-2)

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396325251

感想・レビュー・書評

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  • 女友達ってたしかに根底は嫉妬や僻みだらけの上に成り立ってるのはわかる。

    特に結婚してからは、自分が幸せだとSNSなどでアピールする事にみんな必死。

    本当に幸せなら、いちいち惚気たり自慢したりアピールなんてしないはずなのに。

    私はそのような女友達とは一切断ち、一人の方がずっと楽だと思う方だけど、寂しい人はそんな友達でも居て欲しいんだろうなぁと周りを見ていると感じる。

    一人=孤独ではないんだけどね。

    大袈裟な所はあるけど根っこの部分は『こんな人いるな〜』とうなづきながら読めたのでまぁまぁ楽しめたかな。

    けど、もっと違う展開を期待したんだけどな。

  • こんな女の周りからはどんどん人がいなくなると思うけど…。これだけ3人ともから憎まれていながら10年以上続くなんてないでしょー。と思う。特に女同士は嫌だと思ったら一緒にはいられないのでは?

  • 何か女の友情ってこんな感じじゃないでしょって思った。確かにそこにいない人の噂話をした事はある。が、友人ではなくあくまで会社の同僚だったり、嫌でも関わらずにはいられないような人だ。卒業したら、嫌いなものには関わらなければいい話。慰めて話を聞く気にもならない。

  • 嫉妬や羨望、4人の親友どうしの腹の探りあい。女性同士の悪意を見せられて「あるある」だよね、と納得してしまう。結構リアルだと思う。

  • 乃南アサこそイヤミスの女王では?

  • 北海道は小樽で、中学時代からの同級生女子4人。30歳を前に、彼女たちは、それぞれ道に進む。一見、仲の良い同級生に見える4人。しかし、4人の心中に渦巻くそれぞれに対する思い、妬み、ひがみ、恨みとは・・・。

  • 女性は本当にしたたかだ。グループと言う群れの中で全員が平均でなければならない。抜け駆けは許さない。頭が出るものあれば足を引っ張り、沈む者あれば引っ張り上げる。薄々気づいていたが、本当に怖い。

  • 北海道の中学時代からの親友四人。
    東京で女優として成功した阿季子、地元のアナウンサーのちなみ、東京の小さな劇団に所属する玲子、地元タウン誌の編集長の由記。
    阿季子が結婚して引退していた芸能界に復帰することが決まってから、阿季子に対する嫌がらせが始まった。
    悪意の宅配便、尾行して撮られた写真…
    その時の友人たちの対応は…
    阿季子の自由奔放、強気で遠慮のない態度には、ホトホト呆れる。
    一番友達になりたくないタイプ。
    それにしても、女性は怖い…

    2017.2.19

  • 図書館へ行っていないので読む本がなく、自宅の本棚から懐かしいものを1冊。
    仲良し女性4人組。卒業後も交流アリ。
    20代後半ともなるとそれぞれの人生を歩んでいる。
    「あたしがこうなるはずだったのに」、「友人には負けたくないわ」という思いが強く、友であってもうまく事が進んでいると対抗心が湧き上がってくる模様。うん、ま、そんな時期よね。
    強運な人は周りから妨害があったとしても、案外何事もなく生活しているのかもしれないなぁ。そんな運が欲しいけど……。
    しかし、怖い話だ。

  • 元アイドルの阿季子はプロデューサーと結婚し、一児をもうけ幸せに暮らしていた。ところが、テレビ復帰が決まった直後、無気味な嫌がらせが始まった。無言電話、尾行、そして悪意の贈り物……。誰が彼女を陥れようとしているのか。

    笑顔の裏に渦巻く悪意が恐ろしい。味方に見えた人が全員的であったり、敵同士もまたそれに気づいていなかったり……。結局のところ、信頼できるのは自分だけということか。それにしても、こんなに嫌な女となぜ友達関係を続けているのだろう。1人くらい縁を切っても良さそうなのに。

    これを読んで「女は怖い」とか「女の友情はこんなもの」とか思う人もいるかもしれないが、実際はこんなにドロドロした関係なんてそうそうないと思う。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。88年『幸福な朝食』が第1回日本推理サスペンス大賞優秀作となる。96年『凍える牙』で第115回直木賞、2011年『地のはてから』で第6回中央公論文芸賞、2016年『水曜日の凱歌』で第66回芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞。主な著書に、『ライン』『鍵』『鎖』『不発弾』『火のみち』『風の墓碑銘(エピタフ)』『ウツボカズラの夢』『ミャンマー 失われるアジアのふるさと』『犯意』『ニサッタ、ニサッタ』『自白 刑事・土門功太朗』『すれ違う背中を』『禁猟区』『旅の闇にとける』『美麗島紀行』『ビジュアル年表 台湾統治五十年』『いちばん長い夜に』『新釈 にっぽん昔話』『それは秘密の』『六月の雪』など多数。

「2022年 『チーム・オベリベリ (下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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