幸せになりたい (ノン・ポシェット の 1-3)

著者 :
  • 祥伝社
2.92
  • (4)
  • (42)
  • (89)
  • (31)
  • (17)
本棚登録 : 606
感想 : 66
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396326708

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • イヤミスを好み、後味の悪さには慣れていると思っていた私でもこの短編集にはやられた。
    人間の愚かさ、怖さが詰まっている作品ばかりで、後味の悪さに耐性がないと、読むのは厳しいかもしれない。
    ただ、短編集ということもあり、読みやすさという点ではおすすめ。

  • 女性心理を中心に置くサスペンス。恐ろしいわ後味悪いわで、この種類の本はしばらく読みたくない。
    解説で香山リカが「後味は意外なほど悪くない。それどころか、登場人物たちの肩をポンポンと叩いて、『まあ、あんたも頑張ったんだよね』と励ましてやりたいような気分にさえなる」と書いている。いやいや、ないわぁ。
    笑顔の裏で心が凍り付くようなやりとりを日常で行いストレスを溜めている人が、「そうなのムカつくー!」って読むのが正しい方法な気がしてきた。

  • 登場する男性はみんな愚か者ばかり、いい反面教師っぷりを発揮してくれていた。

  • ★購入済み★

  • イヤミスってこうゆう感じ?
    男性女性の主人公出てくるけど、たしかに共感はできない。こういう人もいるよなーくらい。
    後味は悪いかもしれんが、人間の幅広さを知れる点では、好きかも。
    強く生きようと思う。あと、因果応報だなって。悪いことすると帰ってくるんだなって。

  • 後味の悪い話ばっかりだったし、共感できる部分はあまり無かったけど、短編集だったから読みやすかったかも

  • 短編集。
    どの話も主人公に共感出来ないし、イラッと場面もあった。
    後味が悪いので読んでいて疲れたが、それなりに面白かったと思う。

  • 出てくる登場人物が嫌な人間ばかりだった...
    痛快なラストもあれば、えぇっと辛くなるラストもあり、、、
    読み切った感はあまりないけれど読んでる最中続きが気になる話ばかりだった。

  • 幸せになりたかったけどなれなかった短編集。どの話もいい感じに後味が悪い。そこがすき。

  • どの話も、基本的に暗い終わり方をしているが乃南アサさんの得意分野とも言える、人間の暗い部分がよく描かれていると思う、

全66件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1960年東京生まれ。88年『幸福な朝食』が第1回日本推理サスペンス大賞優秀作となる。96年『凍える牙』で第115回直木賞、2011年『地のはてから』で第6回中央公論文芸賞、2016年『水曜日の凱歌』で第66回芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞。主な著書に、『ライン』『鍵』『鎖』『不発弾』『火のみち』『風の墓碑銘(エピタフ)』『ウツボカズラの夢』『ミャンマー 失われるアジアのふるさと』『犯意』『ニサッタ、ニサッタ』『自白 刑事・土門功太朗』『すれ違う背中を』『禁猟区』『旅の闇にとける』『美麗島紀行』『ビジュアル年表 台湾統治五十年』『いちばん長い夜に』『新釈 にっぽん昔話』『それは秘密の』『六月の雪』など多数。

「2022年 『チーム・オベリベリ (下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

乃南アサの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×