奇策: 北の関ケ原・福島城松川の合戦 (祥伝社文庫 か 16-4)

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396331184

感想・レビュー・書評

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  • 関ヶ原の戦いの結果を知り、上杉家の武将本庄繁長が守る福島城に迫る伊達政宗。歴戦の強者である老将繁長はいかに城を守るのか。

  • 天下の覇を狙う伊達政宗と上杉の老将・本庄繁長の駆け引きが面白かった。

  • 本庄繁長カッコいい! ジジイ素敵!

  • 上杉家の武将、本庄繁長が主人公の小説です。上杉家を裏切ったこともあり、あまり評判は良くないかもしれませんが、上杉家屈指の猛将として活躍したのも事実。この小説では若い頃ではく、晩年の関ヶ原の戦いが舞台ですが、これがまた面白い。関ヶ原の局地戦ということも興味深いですが、あの伊達政宗にいかにして立ち向かったか。有名でない武将の小説は展開を先読みしにくく、楽しいですね。

    読了日 2009年7月

  • 上杉家に属し、以前には謙信に反旗を翻したこともあるつわもの本庄繁長と伊達政宗との戦いの話。繁長が城主と知って恐れる政宗、そりゃ健康法レベルじゃないよと突っ込みたくなるほどタバコを飲み続ける政宗、翻弄される黒脛巾組、なんか政宗を尻に敷いている気がする小十郎親子、上杉となぜ手を結ばなかったのかと振り返る政宗…と伊達家というかほぼ政宗には余り良いところはなかったですが、本庄さん家もまた一筋縄ではいかなくて、裏切り者が居るんじゃないかという話になって、それがまたどんどん真実味を帯びていって…と終始目が離せない展開でした。

  • けっこうマイナーな武将、本庄繁長と伊達政宗との戦いを描いた作品。小説的にはいまいち盛り上がりきれないが、こんなマイナーな戦いに焦点をあてたことは面白い。

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著者プロフィール

かぜの・まちお
1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。主な著書には『わるじい慈剣帖』(双葉文庫)、『姫は、三十一』(角川文庫)『大名やくざ』(幻冬舎時代小説文庫)、『占い同心 鬼堂民斎』(祥伝社文庫)などの文庫書下ろしシリーズのほか、単行本に『卜伝飄々』などがある。『妻は、くノ一』は市川染五郎の主演でテレビドラマ化され人気を博した。2015年、『耳袋秘帖』シリーズ(文春文庫)で第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』(KADOKAWA)で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい! 2016年版」(宝島社)では文庫書下ろし部門作家別ランキング1位。絶大な実力と人気の時代小説家。本作は「潜入 味見方同心」シリーズの完結作。



「2023年 『潜入 味見方同心(六) 肉欲もりもり不精進料理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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