- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396332570
感想・レビュー・書評
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橋廻り同心・平七郎控 シリーズ5
上司・一色弥一郎の不手際を一身に負い、立花平七郎は、花形の定町廻りから、閑職の定橋掛かりに、配置換えさせられ、橋の破損の有無を見回っている。
一方で、一色は、吟味役に昇進している。
《菊一輪》
昔世話になった主人の息子が、助けを求めて来た。
女房を売ってまで、忠義を尽くしてきたお人好しの男が、とうとう金が足りなくなり、遂に泥棒を決意する。が、目的の店には、先客の泥棒がいた。
《白い朝》
浅草紙売りの少年が、恩のある両替商の主人の殺害現場を目撃した。
少年は、その日から、口を閉ざしてしまう。
《風が哭く》
凶悪犯の捕物に協力した娘は、奉行所から褒美が出るという話を断った。
どうやら、人に言えない秘密があるらしい。
《冬萌え》
世間では、善人と思われている、両替商の主人の元へ、亭主を殺した犯人だと詰め寄る女。
読売屋のおこうの亡き父親の過去とも、絡んで、意外な展開に転ぶ。
上司の不手際を被り、閑職に左遷された平七郎だが、
義理の母親。同心の平塚秀太。読売屋のおこう。
読売屋を助けている辰吉。
これらの善人に囲まれ、その上司を上手く使い、見廻っている橋の上で出会った人達を、幸せに導いている。
江戸の町が彷彿とされる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ながら懸命に待ち続ける女。古川(ふるかわ)橋——亡き父親の秘密を追い、父の深い愛情を知る娘。人気急上昇、北町奉行所の橋廻り同心の人情裁きが冴えわたる好評シリーズ第五弾!
内容(「BOOK」データベースより)
吾妻橋―主君への忠義のため、惚れた女房を苦界に沈めた男。弁慶橋―殺害現場に居合わせながら、なぜその子は堅く口を閉ざすのか。蓬莱橋―「二年間待って」という約束を胸に、罪を肩代わりしながら懸命に待ち続ける女。古川橋―亡き父親の秘密を追い、父の深い愛情を知る娘。人気急上昇、北町奉行所の橋廻り同心の人情裁きが冴えわたる好評シリーズ第五弾。
平成31年1月24日~28日 -
2017,5.6.
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「吾妻橋」(隅田川)、「弁慶橋」(愛染橋)、「蓬莱橋」(二十間橋)、「古川橋(そだ橋)」(江戸川)。
橋回り同心 立花平七郎。
父親の大鷹、そして、主人公の黒高と呼ばれる人情味あふれる裁きと、そして、橋回りの同心へとなった屈辱感もなく、江戸の人々への優しさが、描かれていて、好きなシリーズである。
橋回りという仕事が、あったということも、この本のしリースで知った。
今回も、4話、上記の橋を主題に入れている。 -
L 橋廻り同心・平七郎控5
出版社 / 著者からの内容紹介
昨日と明日を結ぶ夢の橋
渡りゆく男、佇む女…
情をもって剣をふるう、江戸・橋づくし物語
第五弾
吾妻(あずま)橋主君への忠義のため、惚れた女房を苦界(くがい)に沈めた男。弁慶橋(べんけい)橋殺害現場に居合わせながら、なぜその子は堅く口を閉ざすのか。蓬莱(ほうらい)橋「二年間待って」という約束を胸に、罪を肩代わりしながら懸命に待ち続ける女。古川(ふるかわ)橋亡き父親の秘密を追い、父の深い愛情を知る娘。人気急上昇、北町奉行所の橋廻り同心の人情裁きが冴えわたる好評シリーズ第五弾! -
シリーズ5作目