- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396333737
感想・レビュー・書評
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名探偵「浅見光彦」が登場する表題作を含む5編収録の短編集。
全てに浅見が登場するわけではなく、登場するのは表題作の他に1編だけ。個人的には表題作が一番面白かった。警察が自殺と断定した事件を浅見は殺人とみる。そして、鮮やかに事件を解決するのだが、問題はそこから。事件を解決した後に用意されているまさかのどんでん返しの味が良い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
浅見光彦を含む5作だが、浅見光彦以外はいまいちな気がした…。
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山久物産社長が首吊り自殺した。専務の久永は五十億円の保険金受取り資格を得る二日前に自殺するはずがないと疑惑を訴えた。しかし、現場はドアも窓もロックされ完全な密室状態。会社も倒産の危機にあり、警察は自殺と断定する。真相解明に乗り出した浅見光彦は、事件現場で小さな異状を発見した…(「他殺の効用」より)。驚きのラストぞろい!内田ミステリー短編傑作集。
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5篇の短編集。表題作の1つめと3つめ「透明な鏡」が浅見光彦もの。トリックがこみいった感じもなく、読みやすい。「透明な鏡」は温泉が舞台でいかにも2時間サスペンスドラマになりそう。
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8月-12。2.5点。
短編集。浅見だけじゃなかった。
浅見のうちの一編は、既読だった。 -
内田作品にしては珍しい短編集。
たまには気楽に読めていいかも。 -
短編集でした!意外なラストの話が四本、なかなか面白かったです(≧ω≦)
中でも驚いたのは、『他殺の効用』のラスト。推理小説として、滅茶苦茶びっくりした!
ネタバレは厳禁なので、黙っときます(笑) -
短編集。
浅見光彦物は旅情ものではないので、ちょっと残念だけれども、その代わりに密室を解くという設定。
それでも、光彦の洞察力は冴える。
が、結末は・・・。
最後のどんでん返しにえぇぇと思うものもある。
短編ならでは。 -
内田さんの作品はすでに100冊以上読みましたが、これがすべて文庫本ばかり。文庫ネタもおそろそろ枯渇してきたんでしょうかね。前回(「龍神の女」)に続いて、またもや短編集でした。
全5編のうち、浅見ものが2編。ネタバレになるかもしれませんが、本書に収録の作品は、昔ながらの推理小説の掟からすると、異端扱いされそうなものばかりでしたね。
最後の作品は、どこかで読んだような気が。。。
(2007/10/10)