扉は閉ざされたまま: 長編本格推理 (祥伝社文庫 い 17-1)

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396334062

感想・レビュー・書評

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  • 部屋も見ずに、謎を解けるってすげー

  • 2人の天才が出てくるよ
    でも女の方がすごすぎて男の方の天才さがあまり際立ってない感じはする、おもろいけどね

  • 2005年発売の昔の倒叙ミステリー。このミス2位、など高い評価の本作。伏見亮輔と碓氷優佳の知力と心理戦が良かった。天才優佳の勝利…碓氷優佳が登場するらしい倒叙3部作の2作目「君の望む死に方」も読みたいと思った。

  • 天才✖️天才頭脳戦ミステリー3選

    https://youtu.be/gjcnGNBYEjs?si=3mjDGKOB5eNz9NFB

    ほんタメでヨビノリたくみさんが紹介していた本

  • 動機は最後でというのは、この手の作品ではよくある。謎解き自体にはそこはそんな重要ではないという見方もできそうだけど、今回のは動機の根本が、犯人が手口やそのプロセスにこだわらなければならない理由ともなっているところに重要な意味があって、それがちゃんと伏線となり、謎解きのやり取りになっていく。練られたストーリーじゃなかろうか。

    そしてこれは倒叙モノだからよかったのかなとも思う。逆に通常のミステリーだったらどうなったかなぁと想像したときに、誰がミスリードしてるかわからない状況なわけで、そうなると探偵役の大学院生が「犯人」に対して、好意とは別の特別な疑惑を持つことへの違和感が読者に生まれてしまうんじゃないだろうか。そもそも誰が探偵役かも実は決めかねるわけだし。

    おもしろい作品だったと思う。

  • 読みました。
    読み応えたっぷりな倒叙ミステリーで、かなり良い作品でした。
    犯人目線で描かれる息詰まる頭脳戦は、非常に素晴らしかったです。

  • 一気読みしてしまった。
    いわゆる倒叙ミステリで、犯人もトリックも読者は分かっていながら物語は進んでいく。

    頭が切れる犯人・伏見と探偵役・優佳の頭脳戦。ある理由で死体の発見時刻を遅らせたい伏見だが、違和感を汲み取って捜査を進めようとする優佳。ドアを開けるか開けないか、2人の扉1枚を隔てた攻防がたまらない。扉は閉ざされた「まま」なんだよなぁ。

    動機に疑問を持つ理由もわかるが、読書初心者の私からすれば許容範囲であり、むしろうまく回収してるなぁと思ってしまうほどだった。人はある程度、自分の正義のためなら行動できる側面もあるというのもわかる。

  • 10年振りくらいに再読。サクサク読めた。
    ハッピーエンド(?)なのは、よかった。

    ただ、そんなに鍵閉めたことに引っかかるかなぁ。
    なんとなく、ドアストッパーかけることあると思うけど。
    非合理なことあると、そこを執拗に疑うという点にどうしても違和感を感じてしまう。

    ミステリーものはしょうがないんだけどね…

  • 絶対に敵わない相手にジワジワと追い込まれていく様が加害者側なのに怖かった〜

  • 久しぶりに読んだ本だったと思う。

    犯人はわかってるのに、トリックもわかってるのに、
    犯人の狙いだけがわからない
    そんな不思議を抱えながら読み進められる本でした

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著者プロフィール

1966年、愛媛県生まれ。九州大学理学部卒。2002年『アイルランドの薔薇』で長編デビュー。03年『月の扉』が話題となり、〝碓氷優佳シリーズ〟第1弾となった05年『扉は閉ざされたまま』(祥伝社文庫)が 「このミステリーがすごい!」第2位。同シリーズの最新作に『君が護りたい人は』(祥伝社刊ノン・ノベル)。本作は『Rのつく月には気をつけよう』(祥伝社文庫)の続編。

「2022年 『Rのつく月には気をつけよう 賢者のグラス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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