麦湯の女―橋廻り同心・平七郎控 (祥伝社文庫 ふ 5-9)

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396335182

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  • 橋廻り同心・平七郎控 シリーズ9

    当番寄力・一色弥一郎の失敗の責を背負わされ、平七郎は、閑職と言われる、橋廻りにされた。
    しかし、奉行・榊原主計頭忠之から「歩く目安箱」
    としての密命を受けている。

    《彩雲》
    かつて、千葉道場で、一緒に稽古に励み、青雲の志をぶつけあった仲の、瀬尾鹿之助が、人殺しの容疑で取り調べを受けていると聞いた、平七郎は、もう一人の道場仲間・左馬助と、鹿之助の無実を暴く。

    《麦湯の女》
    切り放ちで、戻って来ない、科人・沢木富三郎を探して、麦湯屋をしている、昔馴染みの娘・お馬を見張ってると、何と、そこに現れたのは、吟味方与力・一色弥一郎だった。お馬と楽しげにしている一色を見て、情報漏洩を疑う。

    《迎え松》
    石川島の人足寄場から、放免になった、栄次郎を、昔馴染みの悪友から救い、真っ当な人生を送れるように、尽力する、平七郎達の活躍。

    平七郎と一緒に、橋廻りをしている、秀太が、平七郎を段々尊敬しだした様子が、伺える。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    本所・法恩寺橋袂で麦湯屋をやっている器量よしの娘。奉行所が総力を上げて追う浪人は、必ずその娘と接触するはずだった。だが、そこに現われたのは吟味方与力の一色弥一郎。娘を見張っていた橋廻り同心立花平七郎は、娘と楽しげに語らう一色の姿から情報の漏洩を疑う。自らを犠牲にしてまで浪人を救おうとする娘のひたむきな想いとは…。待望の第九弾。

    令和元年5月15日~17日

  • 2017.5.20

  • L 橋廻り同心・平七郎控9

    内容紹介
    <恋一途/「命に代えても申しません」犯人を庇うひたむきな娘。平七郎、どうする!?>
    本所・法恩寺橋袂で麦湯屋をやっている器量よしの娘。奉行所が総力を上げて追う浪人は、必ずその娘と接触するはずだった。だが、そこに現われたのは吟味方与力の一色弥一郎。娘を見張っていた橋廻り同心立花平七郎は、娘と楽しげに語らう一色の姿から情報の漏洩を疑う。自らを犠牲にしてまで浪人を救おうとする娘のひたむきな想いとは……。待望の第九弾。

  • 第九弾
    何か、久しぶりに読むが意外と登場人物を覚えている。取り上げて感じることも大きくはないが、短編三話心地よく収まっている。

  • 7/29

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著者プロフィール

藤原緋沙子(ふじわらひさこ)
高知県生まれ。立命館大学文学部史学科卒。シナリオライターとして活躍する傍ら、小松左京主催の「創翔塾」で小説を志す。2013年に「隅田川御用帳」シリーズで第2回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。本書は土佐の絵師として人々の幸せを願い描き続けた金蔵の生涯を温かい眼差しで活写した渾身の時代小説。著者の作家生活20周年記念作品である。著書に「橋廻り同心・平七郎控」シリーズ(祥伝社文庫)他多数。

「2023年 『絵師金蔵 赤色浄土』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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