袈裟斬り 〔風烈廻り与力・青柳剣一郎〕 (祥伝社文庫 こ 17-19)

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396335908

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  • 酒癖が悪く女房に逃げられた男が強風の夜、蝋燭を持ち立て籠った。そこへ元妻が説得に現れたのだが、近所に住む旗本次男が屋根伝いに忍び袈裟懸けに切り捨てた。

    その男の恍惚とした表情に嫌悪を感じた剣一郎。
    事件の背景を探るのだが、隠されたような背景がなかった。

    剣一郎の苦悩が時間軸で変わっていくのが興味深い。

    その旗本の次男は他にも理不尽な行動で、婦女暴行、揺りたかり、人を貶めるなどさまざまな悪行をおこなっていた。

    一時は死んでしまうと思った残された家族、許嫁がある男の提案で敵討ちを計画する。

    なみだなくては読み終えなかった物語。

  • 火事になったらいけんでしょうに。

  • 風烈廻り与力シリーズ!≪久々≫
    相変わらず上から虐げられているけど
    仕事はきっちり解決する青柳
    悪の限りをやりつくす旗本VS被害者の会
    復讐劇であるが落としどころはサスガです

  • 第十六弾
    読みやすいし、長さも適当。
    青柳剣一郎の感で、話が進行、結構一気に読める。

  • 6/15

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著者プロフィール

一九四七年、東京都生まれ。八三年「原島弁護士の処置」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。八八年「絆」で日本推理作家協会賞、九〇年「土俵を走る殺意」で吉川英治文学新人賞を受賞。他に「仇討ち東海道」「遠山金四郎」「風烈廻り与力・青柳剣一郎」「栄次郎江戸暦」「蘭方医・宇津木新吾」「親子十手捕物帳」「八丁堀赤鬼忠孝譚」「義賊・神田小僧」シリーズなど著書多数。

「2023年 『剣の約束 はぐれ武士・松永九郎兵衛』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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