D1 海上掃討作戦 (祥伝社文庫 や 16-2)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396340100

感想・レビュー・書評

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  • 『D1 海上掃討作戦』/矢月秀作

    ストーリー性は面白いなと思いました。本書は、法で裁けぬ悪人抹殺を目的に警視庁が極秘に設立した「暗殺部」。射撃の名手・周藤一希、刃物遣いの天才・神馬悠大ら精鋭を擁するのですが、第一印象は、痛快な時代劇を見ているかのような感じも覚えました。
    著者の作品にしては、それぞれの登場人物がしっかり確立されているのと、それぞれに個性の強弱があるので、冒頭のストーリー性と相まって興味深かったです。

    シリーズ第二弾の本作は、遠州灘沖を漂う男を、暗殺部のメンバーが助けたところから物語は始まります。
    前作とは変わって、現場に潜入することが話のメインとして展開される中で、先述したように、正義の味方が紛争して悪者をやっつけるというシンプルにして王道な構成が意外とツボにはまります。
    しかし、男を救助する一方、長閑な村が急襲され、船は爆発され、得体の知れぬ集団が村に現れたりと、話の展開はまさに息つく暇もない!!!

  • 2作目も気になる点が。まず、民間人と一緒にクルーザーで海に出た栗島と伏木だが、漂流者救助で伏木のコードネームを呼ぶ栗島という筆致に幻滅した。もともとファルコンだのクラウンだのの呼称に無理があるし、架空の人物を演じきれない者がプロとは言えない。また、やられ役の漁協の漁労長って……漁業権を統括するのは代表理事だったり、組合長なんじゃないかな? そして、最後に三枝を処刑する場面に、わざわざ数百m先の救命ボートに乗っている標的を狙撃する必要があるだろうか?

  • 今回もあり得ないくらいするすると物事が進む(笑)。
    あまり派手な立ち回りがなかった印象。
    まぁでも本当に暗殺部あっても良いと思うけど。
    悪い奴いっぱいいるだろうし。

  • 脳をあまり使わずにサクサク読める。

  • 警視庁暗殺部シリーズ第2弾
    前作は必殺仕事人ぽさが全面に押し出されていましたが、今作は潜入捜査がメインな感じ。
    深く考えずに楽しめるエンタメ作品ですが、専門用語が出てくるとスラスラとは読めませんね。
    ツッコミたくなる部分もちらほらありましたが、嫌いじゃないんだよなぁ。

  • D1 警視庁暗殺部シリーズ第2弾。
    2作目なので、個々の名前とコードネーム、偽名などに迷うことなく読み進められた。
    第1作で出てきた長井結月がちょっとだけなのに存在感がある。今後も絡んできそう。
    D1チームが余りに颯爽と業務を進めていくのもいいが、トラブルが生じ、ドキドキするような展開も見てみたい。

  • 単純明快ですぐに読み終えられるのは良いが、味方が強いのか敵が弱いのか、ピンチが全くなく、ドキドキ・ハラハラ感は皆無です。

  • リヴの潜入捜査がいつも見てて好き。笑 執行より入り込んでるときのほうが面白い〜

  • 漫画。内容は忘れた。ただ、なんというか、みんなでドンパチする感じ。

  • シリーズ2作目 作者が好きで読んでいます。警視庁暗殺部なんて、、あり得ない設定を緻密なストーリーで読ませます〜(^^) このシリーズ、好きなんですよね〜。

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著者プロフィール

1964年兵庫県生まれ。文芸誌編集などを経て、小説家へ転向。「もぐら」シリーズが100万部を突破し、大ブレイク。「もぐら 新章」「D1」「ACT」「刑事学校」「警視庁公安0課」などシリーズ多数。

「2022年 『紅い塔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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