当たらぬが八卦 占い同心 鬼堂民斎 (祥伝社文庫 か 16-12 占い同心鬼堂民斎 1)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396340377

感想・レビュー・書評

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  • 意地悪で了簡が狭く小心で見栄っ張り
    いい加減で上には弱く下には滅法強く、自分さえ良ければいい。けちのくせに他人の金にはだらしない。しかも口が臭い
    これが民斎の上役だそうです
    話はよくある話
    そして鬼ヶ島?松浦静山?雙星?
    どこかで聞いたことのある人物が登場してきたなぁと思ってると、話は終わってしまいました。続きを読むしかないですね

  • 南町奉行所の隠密同心さんが主人公。
    占いが得意で、市井の人々の占いを通じてヒントをゲットして事件を解決するっぽい。

    ペットはふくろう。
    上司は幼馴染のダメ男。
    江戸で一番運が良く、江戸で一番口臭がヒドいヤツ。

    主人公は「とりあえず二枚目」の34歳。
    おっぱいが大きくてお気に入りだった奥さんは失踪したらしい。

    平日の午後4時くらいに一話完結の大江戸モノって感じでユルくテレビでやってたら人気が出そうな感じ。

    ちゃきちゃきした文章で、クセのある登場人物たちが生き生きとしているし、たまにクスっと笑える表現があって、やっぱり風野さんのお話は気軽に楽しめるな。

    まぁ、このシリーズも最後が尻切れトンボになるかもしれないけれど、その点はそれほど期待をしないでしばらく楽しませてもらいます(笑)

  • シリーズ第一弾。

    表向きは易占いをやっているけど、実は隠密同心の鬼堂民斎が主人公。
    何も考えずに軽く読めちゃいます。
    チラっと登場した、田所一平太って、同著者の「姫は、三十一」に出てこなかったっけ?と思っていたら、終盤には松浦静山も出てきました(ただ・・・残念な事に)。
    今後、鬼堂家がどうなるのか、気になります。

  • シリーズ第一弾
    家系的に占いをこなす隠密同心鬼堂民斎
    どうも短編構成だが、よくあるパターンで背後に謎が?
    いなくなった妻は敵対する一族?
    妻はくノ一の雙星と松浦静山も登場?

  • 静山公がここでも出てくるのね。

  • 芝の金杉橋に、易者、鬼堂民斎として、看板をあげているが、本当の仕事は、南奉行の隠密同心と言う主人公。
    江戸の町の、小さな悩み事の裏に、事件あり!
    と、面白そうなので、読んでみた。

    風野真知雄氏の 耳袋秘帖シリーズ、又、変わった題名ばかりの味見方同心シリーズも、面白いが、今回の占い同心は、少し、無理のある設定のように思われる。

    一応、上司の平田源三郎に、いつも、自分の手柄を横取りされる主人公で、現在の仕事関係の切なさも少し含まれるが、『情け見豊かなユーモアと、推理が冴える』 小説には、少し遠い感じがする。

  • 読みやすかった。最後の「当たり過ぎると」は???のところもあったけど、流れは良かった。

  • 2014.12.15.読了

    軽いタッチが風野真知雄さんらしく
    好きです。
    松浦静山まで出てきちゃって、
    嬉しいなあと思っていたら、
    お亡くなりになってしまったようで、
    とても残念。

  • わるじいより、笑いと哀愁とキャラが弱いので、私的には、わるじいの方が、好きです。

  • 新シリーズ。小説NON2012年5月号~11月号迄の5編と2014年4月号の連作短編6話。占い師に扮した隠密同心民斎のお話。ちょっとした謎の探索話だが、最終話だけは、松浦静山も出てくるとても謎めいたお話で、次回持ち越しです。気になります。次回に期待します。

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著者プロフィール

かぜの・まちお
1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。主な著書には『わるじい慈剣帖』(双葉文庫)、『姫は、三十一』(角川文庫)『大名やくざ』(幻冬舎時代小説文庫)、『占い同心 鬼堂民斎』(祥伝社文庫)などの文庫書下ろしシリーズのほか、単行本に『卜伝飄々』などがある。『妻は、くノ一』は市川染五郎の主演でテレビドラマ化され人気を博した。2015年、『耳袋秘帖』シリーズ(文春文庫)で第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』(KADOKAWA)で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい! 2016年版」(宝島社)では文庫書下ろし部門作家別ランキング1位。絶大な実力と人気の時代小説家。本作は「潜入 味見方同心」シリーズの完結作。



「2023年 『潜入 味見方同心(六) 肉欲もりもり不精進料理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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