外資系秘書ノブコの オタク帝国の逆襲 (祥伝社文庫)

著者 :
制作 : カレー沢 薫 
  • 祥伝社
4.21
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本棚登録 : 55
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (403ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396343729

感想・レビュー・書評

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  • 会社が大変なことになったり、タツオグループに不穏な事があったり。でも、そこを解決していくということではなく、なんか達観というか、そういうことよりも世界観や価値観みたいな話になってた。この伏線回収するような続刊が出てほしいと思いました。自分でもちょっと何書いてるのかわからない(笑)

  • 今回もオタクとして突っ走ってた!
    でも、友達の件は残念だったなぁ、好きなことに全力投球がオタクだけど、マナーは忘れちゃ駄目だよね。
    外資系の話にはつきもののリストラの話もあって、オタクだけでなく仕事でも活躍だったね~。
    オーレは割り切っていて、やっぱりノブコとお似合いの大人だな~。

  • とにかく元気がでるシリーズ!

    登場人物が全員魅力的で、まるで自分の友達や同僚みたいな気になってしまいます(笑)。
    そして、誰よりも魅力的なのが主人公のノブコ。

    ノブコが、とにかくブレない。
    悩んでもノブコはノブコ。
    まっすぐ。
    自分と誰かを比較しない、誰かを必要以上に羨まない。
    それがすごい。

    人は誰でも目立ちたいし、優位に立ちたいし、隣の芝生は青く見えるもの。

    その比較した結果を自分のエネルギーに変えて努力したり、頑張ったりできる人は素敵。
    でも、そんな生き方は至難の技なわけで。

    ノブコがオタクであるために一生懸命で、そこからブレない事も、でも外資系企業の秘書という超ハイスペック女子なあたりもカッコいい。

    いや、ノブコ、あなたはすごい。

    オタクの描写が濃くてすごいですが、そこよりも何よりも多様他種な生き方を認め合えるようになりたいなと思えるストーリー展開が最大のポイント。

    ところどころ、ジンとして泣けちゃう一作です。

  • シリーズ3作目

    今回もまたオタクのあるあるエピソード満載

    パクリだの意味不明のDMだのとかはネットにごろごろ転がっている
    その中でなにより響いたのが、マナーを守らないオタクは暴徒と同じというところかな
    コミケにしてもそうだし、不適切な場所の会話や萌え絵なんかも自分たちの楽しみや権利を主張する異常に排除されないということに気をつけなければいけないんだろうなぁ

    そう思う反面、ちゃんとしたレストランでBLインタビューを真面目にこなす記者がいたりするするこの小説はバランス感覚が抜群だぜw



    オタクのジャンルもかなり幅が広く、マンガ、アニメ、ゲームという媒体の違いだけでなく、特撮といったストーリーや表現方法一つ一つで別れているから、オタクと一言でいっても全く話が合わないなんて事もしばしばでしょうねぇ
    特に外国人でディープな特撮ヲタときたら確かにわかんないわw



    クラウドファンディングでアニメ映画の資金調達をすると言うのはもっと広まっても良いと思う
    それでヒットしたのが「この世界の片隅に」だし
    そういった資金調達方法があるなら、初期の新海誠みたいな個人制作でやってく人も増えてくると思うんだよね


    ところで「群青の比翼」のモデルは坂の上の雲とか白い巨塔あたりだろうか?
    作中にはBL要素がないのに、火のないところに煙を見つけて遡って種火をつけるのが腐女子だからな
    カッコイイ男が登場するならそりゃぁ火をつけるわなぁ



    オタクの合言葉は「このアニメの最終回を見ないうちには、死ねない」というのはよく分かる
    ただ、今そう思えるのは来年公開予定のエヴァ(おいおい、もう初回放送から20年経ってるよ)とH×Hくらい
    H×Hは冨樫義博の年齢が僕より高い事が救いだけど、ちゃんとした完結をしてくれるかどうかが問題だw

  • 好きなことと、お仕事と。
    そのバランスが最高で、ノブコの取り巻く環境がどんどん変化していく、そのドキドキ感もあった。
    大好きなシリーズ。

  • 今回もオタク愛すごかった~。いくら好きなもののためとはいえ、友達裏切ったりマナー違反したり、てどんな世界でもダメよね。匿名で連絡できる、て別人格作り出しちゃうのかな。身バレしてたら絶対できないことをやってしまうなんて。オーレ大人なできる男で素敵だなぁ。最後はノブコらしく笑って終わり。そうよね、殺されるわけじゃなし、生きていればどうにかなる!

  • めっちゃ面白いです。相変わらずのオタクの実態をベースにしながらも、外資系で働くことの厳しさ、楽しさがあふれていて、非常に勉強になるとともに、楽しいです。ハラハラドキドキや、お涙頂戴もあり、オタクのダークサイドも少し絡めつつ、オタクの存在を良い意味で見直すことができる良書です。

  • 泣けるんだ、この本。嬉しくて主人公他と一緒に泣けるんだよ。SNS界隈でのトラブルや、逆にSNSがあってこその縁、そのあたりを読んでるとほんとSNSって怖いし楽しいし。上手に付き合わないと痛い目にあうよね。以前某とらのあなに行った際、押す階を間違えてドアが開いた瞬間肌色に包まれたことを思い出すなど。ごめん、ほんとごめんって閉ボタン押したさ!一瞬フリーズするんだ。え?何事って。あなたたちのテリトリーに侵入しようとしたんじゃない不可抗力なんだ。そう言いたかったあの時(笑)この巻から表紙変わりましたね。前のがry さて、オーレは次巻から再来日か!?

  • 一難去ってまた一難(-_-;)しか~し、ハセガワノブコはオタク魂で全て乗り越えていくのだった!(;゜∇゜)その熱いオタク魂になぜだか感動の涙が…(T-T)今回タツオにも弱点(?)があったのかΣ(゜Д゜)!と独りでテンション上がっていたけれど、「うはぁ…」でサラッと流されていた(^^;)

  • ノブコがバリバリキャリアウーマンとして働いているのと、オタク道突っ走っているのと、両方全力で立ち向かっているのが眩しい。これぞ両刀使い(違)。どうか続きも出ておくれ。

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著者プロフィール

横浜市出身。服飾デザインを学び、イタリアンブランドでプレスを担当、その後も外資系企業勤務経験を豊富に持つ。『外資系オタク秘書 ハセガワノブコの華麗なる日常』で作家デビュー。

「2018年 『外資のオキテ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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