継続するコツ (単行本)

著者 :
  • 祥伝社
3.69
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本棚登録 : 487
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396617998

作品紹介・あらすじ

みなさん、継続することは得意ですか?
得意な人はこの本は手に取っていないと思いますから、おそらくちょっと苦手ですよね。

一方、僕は継続することがむちゃくちゃ得意です。なんか自慢みたいで申し訳ありません。
でもその代わりといってはなんですが、別に質が良いわけではないと思います。

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執筆、絵描き、作詞・作曲、「いのっちの電話」……
どれも20年以上つづけてきた、スランプ知らずの継続マニア・坂口恭平さんが見つけた、
「やりたいこと」をつづけるコツが1冊に!
僕も挑戦している最中です。
最中であればいいんです。継続中ってことですから
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多くの人は、何かをやろうとして、手をつけはじめて、
無事に完成することができたとしても、
それが売れないだとか、人から評価されないだとか、そういった不遇を味わい、
自信を失い、徒労感ばかりを感じるようになり、いずれはやめてしまうようです。

僕はいつも、もったいない!と思ってしまいます。
だって、作っているときのほうが楽しいですもん。
つまり、何かを継続しているときのほうが、楽しいんです。
この馬鹿みたいに単純なことに、僕は気づいたんです。



●目次

はじめに

僕について

第1章 人からの評価はいらない

第2章 作りたいのに、作れない

第3章 とにかく定量を死ぬまで継続。これこそが人生……?

第4章 生きている時間を、ただひたすら自分がやりたいことだけで埋めていく

第5章 続けていると、予測ができる

第6章 どうやって生活を作り上げるか

終章 いつまでビビっとるんじゃい!

おわりに 幸福とは何か

感想・レビュー・書評

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  • まとまっていない文章で行きつ戻りつ脱線しながら書いてあるんだけど、感動したからこの評価にした。勇気づけられる良い本です。
    継続する技術のことが書いてあるのかと思いきやそうではなく、これは気の持ち方についての本です。著者はカリスマ性がありますね。


  • “普段から本を読むひとには、あんまり好かれない”みたいなこと書いてあったけど、わかる。

    著者は、誰かのため(読み手)のためじゃなく、自分が書きたいから書くという、自分ファーストで書いているから。
    で、継続できる理由という、おもしろい組み立ての本です。

    自分が継続したいことを継続するのって、なんでみんなできないんだろうね、っていう幸福論です。
    ✳︎花の拠点”はなふる”の蔵書です。



  • 総じて心の中にスっと内容が入ってくる本
    プライドは一切取り払われていて、ありのままの感情や思考で埋め尽くされている

    途中までは、頭の中がそのまま溢れ出てるなああって印象だったが、6章あたりから読みやすさが違う

    本とはこういうことなのか

  • 自分的には読みづらい本で、読むのに時間がかかってしまった。でも私はそれこそ「継続する」ことが大の苦手で、何か続けるためのコツが掴めるのかも!と思って頑張って読んでみた。
    その結果、そういう「がんばって〇〇しなくちゃ」という気持ちの状態だと続けるのが苦痛で、結局続けられないのだということがわかった笑。坂口さん的に言えば、そんな状態になってしまうなら、本を読むのをやめたらいいということだったけど、でも、読んでみて良かったと思う。
    一番いいなと思ったのは、自分の得意なやり方を見つけて続けてみるというところ。その状態に自分を持っていくことはきっちり努力してやってみて、その先の続けることには努力が必要ない状態にしてあげること。
    とはいっても、そこにたどり着くまでに坂口さんがやったことって明らかにそれは努力やろ、と思った。批判してるわけじゃなくて、そこにたどり着くために、自分で試行錯誤したことを純粋にすごいと思う。
    色々なページに書き留めておきたい言葉がたくさん落ちていた。これからそれを拾っていく作業をするつもりだ。

  • 本来、自分のやりたいことだけを継続していくべきなのに、やりたくないことを継続してしまっている人が多いと再三述べている。

    それは他人からの評価を受け入れることや、周囲の人と同調して歩幅を合わせることが美徳だとされている影響が大きいからで、私自身も無意識のうちにそのような人生を歩んできたなと本を読みながら感じた。

    継続仙人になって、幸福だと思えるぐらいまでになれるように、力を抜いて、自分のやりたいことだけを淡々と続けられる人になりたいと思った。
    駄作でもいいから、どんどん自分の中から湧き出る何かを外に生み出していこう。続けていれば、いつか継続することの幸福さが感じられる日が来ることを信じて。

  • 継続は幸福だ。
    続けることこそ才能とはいうが、積み上げることしか人生はできないと悟る。
    義務でも身を削ることでも自分のためだけでも生きていけないし続けることができない。
    継続というプロセスの楽しさを改めて実感する機会を創出してくれる文書。
    続ける状態でいたい。

  • 継続するコツ、というか本人も言ってる通り坂口恭平の幸福論。継続すること自体が幸福である。
    これを読んだ後にバートランドラッセルの幸福論を読んで同じだなと思った。

  • 生きている時間を、ただひたすら自分がやりたいことだけで埋めていく

  • 読むのを途中で止めていたのを急に読みたくなり、本日一気に読んだ。
    今のこのタイミングにピッタリだったんだな。
    ハッとするメッセージが多々あり。
    生きている時間を、ただひたすら自分がやりたいことだけで埋めていく。
    これがハイライト。
    坂口さんの言葉にはハッとさせられることが多い、読めてよかった。

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著者プロフィール

1978年、熊本県生まれ。料理家、作家、建築家、音楽家、画家。2001年、
早稲田大学理工学部建築学科卒業。2004年、路上生活者の住居を収めた写真
集『0円ハウス』を刊行。2008年、それを元にした『TOKYO 0円ハウス 0円生
活』で文筆家デビュー。2014年『徘徊タクシー』で三島由紀夫賞候補、『幻
年時代』で第35回熊日出版文化賞、2016年『家族の哲学』で第57回熊日文学
賞を受賞。著書に『cook』『自分の薬をつくる』『お金の学校』『ゼロから
始める都市型狩猟採集生活』『現実宿り』『よみぐすり』など。

「2022年 『中学生のためのテストの段取り講座』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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