汚れちまった道

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 208
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (483ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396633950

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったです。ダブルで。

  • 浅見光彦は姿を消した新聞記者奥田の妻の依頼を受け、山口で真相を探ることになる。同じ頃に見合い目的で山口を訪れた浅見の親友、松田将明と事件に立ち向かうことになる。この作品と同時に他の出版社から刊行された『萩殺人事件』は、親友の松田将明の立場から同事件を描いた作品。どちらを先に読んだとしても、同事件を二人の観点から描いた作品なので、二冊を続けて読むとちょっと損した気分になるかも(笑)

  • ヤマグチ・クロスの片割れと云うことで、2作を時間軸を同じようにしながら併行して読んだのだけど、その読み方はちょっと失敗だったようで、それぞれの作品がごっちゃになってしまって余り良くなかったです。
    別々に読んだ方がいいでしょう。
    全く同じ記述がかなりあるので、無駄って感じは否めません。

    結局この話も描き方が甘く終わったように感じました。

  • ヤマグチクロス、ということで同時発行された2つの作品のひとつ。

  • 浅見光彦シリーズ。
    テレビでは何度か見たけど、本では初めて。
    萩殺人事件とリンクしてるとのことなので、そちらも読んでみたいが、友人の松田さんが軽くて微妙。
    似たような登場人物が多くて、何度か戻ったりしたけど、最後はまとまってたと思う。

  • 山口県を舞台にした浅見光彦シリーズミステリー。
    山口県は私の出身県のお隣なんだけど、ほとんど知らないことに気づきました。読んでて行ってみたくなりました。

  • 浅見光彦、今回のお話は、山口県が舞台です。

    お隣の県ですし、なじみのある地名がたくさんで、訪れたことのある地名も多く、距離感なんかもわかりやすくて読みやすかったです。

    いつもと違うのが、大学時代の友人が出てくるあたり。
    これが、2作品同時発売の意味だったとは・・・

    新聞記者、物を書く人の正義とか矜持といったものが結構、辛辣に書かれてもいますが、ラストはいい感じの終わり方だったように思います。

  • 名前のリストがみつかった時点で、普通はネットで調べるでしょ

  • 浅見光彦シリーズ最新刊。同時に発売された「萩殺人事件」とリンクしている部分があるので、合わせて読むとスッキリ。

  • 内容紹介
    地方紙記者・奥田伸二が萩で失踪、浅見光彦は行方捜しを依頼され山口を訪ねた。奥田が姿を消す直前に遺した不可解な言葉。四年前に起こった市役所職員カップルの相次ぐ不審死。中原中也の詩の一節を綴った遺書。いくつもの謎に翻弄される浅見。奥田の身には何が起こったのか?
    一方、見合いで山口を訪れていた浅見の親友・松田将明は、元美祢市議刺殺事件に巻き込まれた。松田を救うべく動き始めた浅見の前で、奥田の失踪事件が奇妙に関わりを持ち始める。二つの事件が絡まり合う中、やがて謀略の構図が浮上、そして強大な敵が浅見の前に立ちはだかる……。

    【著者のことば】『汚れちまった道』『萩殺人事件』同時刊行によせて これはひょっとすると「世界初」で「世界唯一」のミステリーになるのかもしれない。 同時に発生した事件・物語が同時進行形で展開し、互いに干渉しあい、登場人物が錯綜しながら大団円に向かう。そしてそれぞれの事件それぞれの物語が独自に収斂する。僕自身、そんなことが可能なのかと疑いながら創作に没頭し、丸一年がかりで二つのミステリーが完成した。二つであって一つでもあるような不思議な小説世界を旅してみませんか。――著者・内田康夫

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著者プロフィール

1934年東京都北区生まれ。1980年に自費出版した『死者の木霊』で衝撃的デビュー。主人公の信濃のコロンボこと竹村警部が活躍する作品に加え、1982年に刊行された『後鳥羽伝説殺人事件』で初登場した浅見光彦を主人公にしたミステリー作品は大ベストセラーに。映像化作品も多数。2018年逝去。

「2022年 『箸墓幻想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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