汚れちまった道

著者 :
  • 祥伝社
3.36
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本棚登録 : 208
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (483ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396633950

感想・レビュー・書評

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  • ヤマグチクロスということで同時刊行の『萩殺人事件』と並行して進む。
    こちらが本筋で『萩殺人事件』が傍流という印象を受けた。

    評価は単独作品としての評価。2作合わせたうえでの評価なら★4。

    敏腕記者奥田が謎の失踪、捜索の依頼を受けた浅見光彦が、次第に山口を揺らがす事件に巻き込まれていく。
    話の筋などはいつも通りといった感じ。
    ただ、ところどころ『萩殺人事件』を読んでいないと腑に落ちない、未解決のままといったところがある。あえてそうしているのだとは思うが、単独作品としての魅力を落としているとも思える。

    ところで、中原中也の件は必要だったのかな。被害者たちをつなぐキーワードにはなっているとは思うが、犯人や事件の真相に絡まないなら、なくてもよかったのでは。

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著者プロフィール

1934年東京都北区生まれ。1980年に自費出版した『死者の木霊』で衝撃的デビュー。主人公の信濃のコロンボこと竹村警部が活躍する作品に加え、1982年に刊行された『後鳥羽伝説殺人事件』で初登場した浅見光彦を主人公にしたミステリー作品は大ベストセラーに。映像化作品も多数。2018年逝去。

「2022年 『箸墓幻想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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