かわうそ お江戸恋語り。

  • 祥伝社
3.26
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本棚登録 : 236
感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396634438

作品紹介・あらすじ

次ぐ死。危険な香りを纏う謎の男。許されぬ恋。

そんなに一途になっちゃあいけねえよ。

こんなに苦しいのに、想わずにはいられない--
少女が大人の女性へ変わっていく季節を鮮烈に描く!

人を想うことは罪ですか--
本所深川六間堀町の太物問屋『あたご屋』の一人娘お八重は十七歳。母は亡く
したものの、父の重蔵と祖母の久利、伯母のお竹に加え、お付きとなった十六
歳の女中・おちかに囲まれ、幸せな日々を送っていた。だがある日、〝川獺〟
と名乗る男に出逢った瞬間から人生が一変する。初めての恋に落ちたのだ。そ
してその日から、人生の日向しか知らなかったお八重の周りには、謎が、死が、
災厄が忍び寄ってきた……

感想・レビュー・書評

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  • 小さい頃に母親は亡くしたけど、父、祖母、それに、一途に仕えてくれる女中のおちかに囲まれ、幸せな日々を送っていた、太物問屋「あたご屋」の一人娘、お八重。

    ある日、一人の男に出会い、恋に落ちてしまった。
    「川獺」と名乗ったその男は、危険な香を纏い、多くの謎を秘めていた。
    その日から、お八重の周りに、剣呑な事件が起こる。

    母親を早くに亡くし、父親の愛情を一杯に受け、叔母が何くれと無く面倒を見てくれる。
    あさのあつこ氏の作品には、このパターンが多い。

  • あさのあつこさんの時代小説が大好きで今回も最初から最後まで楽しめました。

    主人公お八重、周りを取り巻く人々も魅力的で、ハラハラしつつ一途な恋心も盛り込まれあっという間に読み終えてしまいました。
    シリーズ化する終わり方ではなかったからまた新たな時代小説が出るのを待つのみ!

    • あっちゃんさん
      こんばんは、フォローといいね!ありがとうございました。本棚を覗かせて頂いてなんとなく好みが似てるのかなと思いフォローさせて頂きました。よろし...
      こんばんは、フォローといいね!ありがとうございました。本棚を覗かせて頂いてなんとなく好みが似てるのかなと思いフォローさせて頂きました。よろしくお願いします。
      2016/04/08
  • ちょっと青すぎる感じ。

    色々辛い思いした者がそんなピュアピュアなのとと、お嬢様に芯の強さより甘さが目立って余計に違和感。

    2022.10.30
    171

  • 本所深川六間堀町の太物問屋『あたご屋』の一人娘、八重。“川獺”と名乗る男に出会い、少女の世界はかわっていく。

    きれいに纏まってて面白かった~。
    恋に溺れる八重の言動にいらっとするのも、少女らしい感じです。

  • 嗚呼、どきどきしたよぉ〜。
    いや、恋の胸キュンどきどきじゃなくって。
    このお話し、サスペンスでどきどきする。
    結構なサスペンスミステリで、その芯になるところに「一途な一目惚れ」が脈々と流れるって、、、よく考えつくもんです。
    まぁ、恋に恋するお年頃なのに、気丈すぎるっちゃあ、よく出来過ぎ。もうちょっと危うい崩れ方みたいなものがあっても、、、うーん、、、。
    お八重ちゃんに「あら、可愛い(^ω^)」な瞬間がもう少しあっても良かったなぁ。

  • 本所深川六間堀町の太物問屋『あたご屋』の一人娘お八重は十七歳。母は亡くしたものの、父の重蔵と祖母の久利、伯母のお竹に加え、お付きとなった十六歳の女中・おちかに囲まれ、幸せな日々を送っていた。だかある日、“川獺”と名乗る男に出逢った瞬間から人生が一変する。初めての恋に落ちたのだ。そしてその日から、人生の日向しか知らなかったお八重の周りには、謎が、死が、災厄が忍び寄ってきた…。少女が大人の女性へ変わっていく季節を鮮烈に描く!

  • 興味を引く展開に、どんどん引きこまれていきました。
    お八重の見合い相手であった伊造が極悪盗人一味の首領であった―というのは導入部で何となく予感させながらも、意外性はありました。
    とても興味深い展開ではあったけれど、私的には最後がちょっとだけ惜しかった。
    事件の謎解きというか全容をラストの何ページかで説明口調で語って終わらせた感があったのがいまいちかな。。

  • 230411

  • 2022.04.20

  • 途中迄時代物の捕物帖だと思い込んでいて、一向に事件が起こらず、おじょうさんの恋心描写ばかりでやきもきしていた。
    最後はどうにか結ばれたんでしょうか?

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著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

あさのあつこの作品

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