死化粧師 (1) (Feelコミックス)

  • 祥伝社
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感想 : 155
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396763053

感想・レビュー・書評

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  • 美しい技術

  • 三原ミツカズ……その昔、短編集『HAUNTED HOUSE』を持っていた事もあるような……ないような……友達から借りたような……(ウロ覚え)。

    湯灌師やエンバーマーのお仕事に大いに興味はあれど、長らく手が出せずにいた『死化粧師』。
    だって何か、お洒落っぽいじゃないですか。絵が。
    ダサい女子はダサくない漫画にすらも気後れするものなんですよ。

    とか云って、ダサいダサくないの逡巡もいい加減面倒臭くなってきた34歳の秋、思い切って読んでみました。

    面白かった……。

    エンバーミングの目的は、「故人の尊厳を守る事と遺族の悲しみを和らげる事」(21頁)。
    事故死・病死問わず様々なご遺体を、主人公・間宮心十郎がケア。遺された人々の悲しみに寄り添い、確かな技術で故人をお送りします。

    死をテーマにする事で生を語る、奥の深い物語でした。

    embalming 1 眠れる森の美女
    embalming 2 おじいさんの古時計
    embalming 3 ナルキッソス
    embalming 4 抱かない愛情
    embalming 5 スウィーツメモリーズ

  •  エンバーミング。
     死に化粧。うつくしい最期を飾らせるために。
     絵がサラッとしていて見やすい、かな。好きです。

  • 三原さん好き。
    淡々としていてよい。

  • 心十郎が素敵過ぎて参る。不器用だなぁと思う。
    そしてこの漫画で初めてエンバーミングを知ったのだけど、実際エンバーミングって今も全然馴染みがない。
    もっと一般的に知られたら良いのにと思う。エンバーミングを必要としている人がまだまだ居るような気がする。知らないだけで。

  • 続刊
    面白いけど、続きはどうなってるんだろう。今は描いてないんだろうか。
    続き出して欲しい。

  • 生死を見つめる機会になります。いい本です。

  • エンバーマーというタイトル通り死化粧師・死体修復師の
    主人公を軸にさまざまな人の死の物語とともに恋愛も描かれている。
    死は人間の関係性の変化であると考えられる。
    その人物がどういう人間であったかを、想起させてくれる
    最期の姿を作り出すのが彼の仕事である。
    細やかな観察眼で拾った情報から修復・化粧をし故人・家族への
    心配りがされている。
    その姿に感服する。
    死にまつわる話が多いので泣き所が多く、何度も泣いてしまった。
    しかし話は本当に秀逸だと感じられる漫画だと思う。

  • エンバーマー 間宮心十郎。
    遺体衛生保全
    死んだ人は二度と戻らない
    最後の別れ
    少しだけ時間を戻す
    仕事の後はひと肌が恋しくなる

  • さらっと読めた。時計の話に感動。

    再読
    まだ感染のリスクがあるのに葬儀屋には感染症対策がされていないことは知らなかった。今はどうなのかわからないが、書類へ感染症の有無の記載や周囲への対策が徹底されてほしいと感じた。
    死を扱う関係者は人肌が恋しくなるのはおくりびとにも似た描写があったと感じた。そういうものなのだろうか。故人の尊厳を守る、遺族の苦痛を和らげる、感染防止など大きな役割を持つ仕事だと感じた。

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