日本思想史ハンドブック (ハンドブック・シリーズ)

制作 : 苅部 直  片岡 龍 
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403250941

感想・レビュー・書評

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  • 日本思想史に関する神話・仏教・儒学・武士道などの話題について要点をまとめた本になります。ただし、各話題については見開き1頁から2頁程度と短く、そのため詳しい内容については書かれていません。しかし、各話題の後に参考文献が掲載されている他、最後にブックガイドとして日本思想史にまつわる様々なおすすめの書籍が紹介されています。このブックガイドだけでも眺めてみる価値はあると思います

    【こんな人におすすめ】
    日本思想について学んでみたいけど、どの本を読んだらいいか迷っている

  • 30人程度の執筆陣が個々の専門とするテーマ別に2~4P程度の内容に整理されたもので、わかりやすくよみやすい。ただし、通史的な内容ではないし、「切り口」に妥当性があるかどうかも不明だし、取り上げたテーマに網羅性があるわけでもなく、ある意味編集者の様々な意向が反映されており偏りがあるのも否めない。当時若手と言われた研究者も多く、その後偉くなった人もいればそうでない人もいて、ここにも「歴史」を感じる部分もある。

  • 図書館で見つけ、これは2週間では無理だな、と思って買った本。結局半年以上かかって読了。いい歳こいて恐縮ですが、未だに自分が何者なのか、よくわかってません。「かうして日本は右から左へ、左から右へと、ひどいジグザグ・コースを辿つてばかりゐて、なかなか埒があかないのだ」(福田恆存)。その揺らぎは今後も感受性というか、少しでも考えることで鎮めていくべきかなと考えています。内村鑑三を評して「彼はみずからの信仰を守っただけであり、他人の信仰や日本そのものを否定したつもりはなかったはずである」とあります。僕は多分自分の信仰を持つ気もたいしてないし、他人も否定はしたくなくて、自己防衛的にその違いと共存する道を探ってるだけかもしれません。

  • 本当に、ハンドブックですね。日本思想史を勉強するのに、大変役にたちました。

  • 日本の思想史をまとめたもの。結構助かる。本居宣長について、詳しい本を探さねば。

  • そういえば思想史って何も知らないな、と思って出版記念講演を聴きに行ったついでに買いました。講演中の書き込みも含めて、ざっくり知りたい私には便利。ここから他へ発展させるためのとっかかりになりました。「道教をめぐる攻防」も巻末のブックガイドを見て購入。

  • 日本思想史に興味をもつことができた。 ひとつひとつのテーマは見開き1〜2ページで終わるので読みやすい。
    巻末の参考文献が充実しているので一回読むだけよりも家に置きたい。

    ただ、自分に歴史や思想の知識が足りなかったので近代の思想家に関する章はあまり理解できなかったのが残念。

    神道と仏教の関係や神話の変化などが個人的には面白かった。

  • 日本思想史に興味をもつことができた。 ひとつひとつのテーマは見開き1〜2ページで終わるので読みやすい。
    巻末の参考文献が充実しているので一回読むだけよりも家に置きたい。

    ただ、自分に歴史や思想の知識が足りなかったので近代の思想家に関する章はあまり理解できなかったのが残念。

    神道と仏教の関係や神話の変化などが個人的には面白かった。

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