ノーモアベット (ディアプラス文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403523427

感想・レビュー・書評

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  • タイトルにもなってるし、カジノでのゲームの行方が物語や二人の関係を左右する重要なカギですね。説明追うのたいへんで、軽く流した部分もありましたが。
    一穂作品は、こういう「小道具」の使い方が上手ですよね。

    脇役の藤堂さんや香住さんも魅力的なキャラで楽しめました。

    個人的には何かエロ2割増し(当社比)って感じしたんだけど…どうなんだろう^^;

  • 賭博モノかーと思って積んでたけど、読んでみたら珍しくパラレルな設定の日本が舞台の相変わらずの一穂節でしたわ!
    この間見たマルドゥックスクランブルもだけど、今一番洒落た賭博はポーカー!…なの

  • 一穂ミチの軽めのラブコメと言っていいのよね。
    やはりさすが筆達者の作品。面白かったです。クライマックスでの絶体絶命なエピソードとちょっとしたどんでん返しも楽しかった。
    逸と一哉の不器用なやりとりもいいですね〜(^^)
    疲れてる時に読むのに最適な一冊。w

  • 最初は二人の関係がよくわかりませんでしたが、確かに微妙な距離感がわかるような関係でそれが物語全体に緊張感をもたらしてるなという感じがしました。
    カジノのお話で、日本に官製カジノが出来、公務員だけど広報として勤める真面目で道を踏み外さない逸と、子供の頃から師匠と海外カジノで腕を磨いたディーラーの一哉。
    いざってときは勝負!!ってお話ですかね。

  • 一穂作品としては可もなく不可もなく。カジノのディーラーという珍しいお仕事BLというところかな。マカオ行きたくなるw

  • こんなに両思いなのになぜくっついていなかったのかと不思議。
    ポーカーのシーンは緊張感でドキドキです。お話2話入ってますが最初の方が藤堂さんいい味出してます。

  • 東京に突如出現した公営のカジノ島。その広報として都庁から派遣された逸。そこで新進気鋭のディーラーとして働く従弟の一哉。
    家族をものすごく愛しているけれど顧みず、放蕩の限りを尽くすギャンブラーの父親を反面教師として、逸は公務員という正反対な道を選び、それでも愛すべき存在の伯父にならって一哉はカジノの世界に飛び込んだ。対照的なふたり。
    従兄弟だから、いっそ兄弟みたいなもんだから、決して素直にはこぼれ落ちない言葉。好きだからこそ、このまま一緒にいたら、きっと逸にひどいことをしてしまう。これ以上一緒にいられないと逸から離れる一哉。一緒にいられないのはもっと苦しいのに。
    そんな一哉の想いに気付けずに、一哉は自分ではなく、自由に生きる父といることを選んだのだと、置き去りにされてしまったのだと逸は切なかった。それでも「行かないで。ずっとそばにいて」とは口にできない。例えそう告げたとしても、きっと一哉は行ってしまうのだから、素直に口に出すなんて悔しかった。
    結果ずっと離れていることもできなくて、逸のそばに帰ってきたはいいけれど、自分ではない誰かが逸に触れるかもしれないことに耐えかねて、今度こそ逸の元を永遠に去ろうとする一哉。そんな一哉を取り戻すべく、逸は一世一代の大博打を打つ。
    ふたりの感情が今に至るまでの過去エピはあまりないので、潜在的に両想いスタート前提で読まないと、えっいつから?、えっなんで?となってしまうのかも。私はそのあたり不思議なほどすんなりと読めてしまったので違和感は感じなかったけれど。
    カジノというどこか非現実的な華やかな世界。光る脇キャラ。軽妙な会話。身内同士という背徳感も特になく、さらりと読ませる。私は結構楽しかったな~☆

  • カジノのディーラー一哉×公務員(カジノの広報)逸、幼馴染で従兄弟。ポーカーとかカードゲームを文字で読むのって難しいですね。マカオのカジノは以前行ったことがありますが、いかんせんあの煌びやかな雰囲気がなんとも落ち着きませんでしたw書き下ろしのエロが良かったです(*^_^*)ペーパー付

  • 自分的地雷(兄弟もの)ニアミスでした。ラブの部分より勝負事のシーンにどきどきいたしました。

  • ポーカーのルール難しいw
    東京にカジノなんてすごいこと思いつくなあ一穂さん…
    と思ったら現実にそういう法案?が挙がってるんですね、勉強不足でしたw
    二宮さんの挿絵がエロくて美味しそう〜♡

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著者プロフィール

2007年作家デビュー。以後主にBL作品を執筆。「イエスかノーか半分か」シリーズは20年にアニメ映画化もされている。21年、一般文芸初の単行本『スモールワールズ』が直木賞候補、山田風太郎賞候補に。同書収録の短編「ピクニック」は日本推理作家協会賞短編部門候補になる。著書に『パラソルでパラシュート』『砂嵐に星屑』『光のとこにいてね』など。

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