妄想炸裂 (ウィングス文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403540721

作品紹介・あらすじ

話題の爆笑エッセイが、文庫になって帰って来た!!東に西におもしろいマンガを小説を探し続け、心からホモ漫(ホモ漫画)を愛する。ある時は愛するバンドを追っかけ、またある時は、盆栽と戯れる。日常の中、炸裂し暴走する妄想は、留まることを知らない!!さすらうマンガハンター・三浦しをんが、書を求めて、今日も街をさまよう。

感想・レビュー・書評

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  • ヽ@(*^ェ^)@ノ▽▼▽謹賀新年▼▽▼ヽ@(^ェ^*)@ノ

    本年もどうぞよろしくお願いいたします。

    (⊹^◡^)ノo.♡゚。*こんにちわぁ~*。♡

    今から138億年の昔。物質もエネルギーも何もない、そこは何もない”無”の世界。空間も時間さえない”無”の世界。そんな中突如として”ビッグバン”が起こり、太陽が生まれ、そこに地球が回転を始め、そして、今から約6500万年前に我々の祖先である霊長類が誕生しました。

    ( ⸝⸝•ᴗ•⸝⸝ )੭⁾⁾なるほどね!

    私たちの祖先は、『妄想』の世界というものを知り、代々受け継いできました。思えば私たちの日々の暮らしは大変です。ストレスにまみれ、今日もまた胃に穴が開くような一日を送られた方もいるでしょう。そんな時、私たちは祖先から受け継いできた『妄想』の世界にトリップすることで、一瞬ではあっても辛い現実を忘れ、その世界に酔うことができるのです。『妄想』、それは私たちが私たちであるために、欠かせないもの。その世界では、あなたも私も、誰もがヒーローになり、誰もがヒロインになれるのです。

    (¬¬)ホント?????

    ああ、『妄想』の世界よ!
    ああ、『妄想』の世界よ!!
    ここに、『炸裂』したまえーっ!!!

    も・う・そ・う・さ・く・れ・つ!「妄想炸裂」ーー!

    キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

    き、来ました〜!またまた、来ました〜!これは、三浦しをんさんのエッセイなのですー!悶絶して、爆裂して、ぐるぐるして、そんでもってお友だちからお願いしますーって言われて、立場ないけど頑張るしかないんだよー、それが三浦しをんさんのエッセイなんだからさぁ。アブナイ人になってきたかもって、初めての人は多分、ひいてるよね。もう、ページを閉じちゃったかもね。でもね、仕方ないよね、ね。これって、運命だからさぁ。

    ヒャッホゥ(*´˘`*)٩(ˊᗜˋ*)و

    テンション最高潮で、あげて!あげて!あげまくって今日も行ってみようーーー!

    ∠(・_・)ラジャ

    さてさての三浦さんのレビューは気が狂わないとダメなんですっ!狂って狂って狂いまくる、そこに真実への道が続く!真実への扉が開く!何言ってんだか意味不明だよ、あんた。でもね、仕方ないじゃないですか。三浦さんのレビュー、毎回調子に乗って書いてたら、前回よりさらに盛り上げなきゃって強迫観念に囚われるしかないじゃない。いや、私だって、恥ずかしいっちゃあ、恥ずかしいんですよ。分かりますぅ?でもね、仕方ないじゃないですか。ブクログのアクティブユーザー ○百万人のみなさまに期待されてるんだから、ねえ。って、長々書いても仕方ないから、いつものごとく、行ってちょんまげっ!

    ٩(ˊᗜˋ*)وえいえいおー!

    そう、この作品は2001年に出版された三浦しをんさんのエッセイなのです。ね。まだまだ若かりし頃の三浦さん。『アルバイト先の古本屋のあるビルには…』と書いてらっしゃるとおり、まだ夢の印税生活満喫!の専業作家としては生きていけない、そんな時代のお話をご本人から聞ける、またとない機会なんですよ。

    ホー!((〆( `Д´ )メモメモ

    ということで、最初にご紹介するのは、そんな三浦さんのアルバイト先のビルの『階段の踊り場の壁が崩壊しはじめた』というお話。『最初こぶし大の穴』だったのが『ついには人間の背丈ほどの大穴になった』ってどんなやねん、と、とにかくやばい状況。『ビルの管理人の爺様はいたく立腹し』修繕したものの、『またもや壁は破られた』というヤバイ状況。『酔っぱらいの仕業ではない』と踏んだ三浦さんは『真犯人を捕まえる』ために張り込みます。さすが正義の見方だぜい!すると上の階から『○能研の子供たちが』下りてきて『壁を殴ったり蹴ったりしている』のを発見!『こるぁ!悪ガキどもめがぁ!』と飛び出すも取り逃す三浦さん。

    (||゚Д゚)怖ァ

    『犯人は日○研のガキ』と確定したことで『日能○』のガキを捕まえようと狙いを定める三浦さん。『四角い頭を丸くしている暇があったら、あの山猿たちに常識というものを教えてやれ』と怒ります。しかし再度取り逃す三浦さんは『やーい、オバサン!』と捨てぜりふを吐かれ完全にご立腹。『いつの日か、ガキどもを壁の穴に塗り込めよう』と復讐を胸に『今日もお肌のお手入れに余念のない私』となんだからカックンな三浦さんは『肌がピチピチになった美しい私を見て、「オ、オ…お姉さま!」とむせび泣くがいい』と、う〜ん。なんだか違っていない?という展開。全く意味のない伏せ字と直木賞作家様とは思えない強烈さを見せつけていただきました。でも、こんな面白い文章書けるって、やっぱり天下の直木賞作家様でござるよー。三浦さんは、やっぱり、すごいよー!

    スッゲ━━ヾ(*゚Д゚*)ノ゙━━ェェ♪☆

    次は、『スポーツの起源もけっこう謎だ』とおっしゃる三浦さんのお話。『重量上げ』は、『まあタケシったら、溝にはまった牛を軽々と持ち上げるなんて、すごい怪力だねえ』というきっかけが進化して『やがて重量上げ』にたどりついたとおっしゃる三浦さん。本当かなぁ?と思ったら、次は『ハンマー投げ』。『屋根で仕事をしていたら、逃走する泥棒を発見』したという大工さん。『咄嗟に手に持っていたトンカチを投げて、見事泥棒を昏倒させた』ことで町に『トンカチを投げる祭り』ができた。そして『後ろに飛んじゃったりして、貴い犠牲も出た。その犠牲の上に、今のハンマー投げがあるのだ』と断言される三浦さん。いや、それはないんじゃないかなあと思うところですが、私のようなただの一般人が疑問を呈しても、天下の直木賞作家様の言うことだからなあ。もしかしたら、「舟を編む」みたいに丁寧な取材の結果かもしれないから、この話本当なのかもしれませんね。いずれにしても『私もオリンピックで歴史を語る人間になりたいものだ』とおっしゃる三浦さん。私はまだ読んでないけど「風が強く吹いている」とかもあるから、面白い作品書いてくれそうですよ。語ってください。三浦さん。何時間でも聞き続けますからあ!

    (๑•̀ㅂ•́)و グッ!

    と思ったら、今度は『悪い男につかまってしまった』と聞き捨てならないことをいきなりおっしゃる三浦さん。『今となっては、彼なしの夜をどう過ごせばいいのか想像もつかないわ』とおっしゃる三浦さん。えっ!三浦さんに何があったの?と思ったら『あなた、罪な男』と三浦さんらしからぬセリフ。そして、その男の名は『電気毛布のカルロ』だと語る三浦さん!

    ヾ(・_・`;)ォィォィ

    『電気毛布の性別をどうやって判別するのか』というツッコミはなしにして!というその毛布を『私は自分の直感を信じる』、『私の運命の恋人なのよ!』とメロメロな三浦さん。『このぬくぬく加減は、熊みたいに体毛の濃い太り気味のロシア人、て感じでもあるわね』と冷静に語ります。ヤバイなー。一応冷静に『電気毛布なんて年寄りくさいものは』最初は嫌だったとも語る三浦さん。でも『夏でも彼を手放したくないと切望するほどになってしまった』という今の気持ちを切々と語られます。おおおおっ、三浦さんの恋愛物語なのか、これは?と思ったら『彼ったら、毎晩律儀に私に聞くのよ。「今夜は上にする?下にする?って』と怪しい雰囲気が漂い出します。

    (○゚д゚)ャバィカモ・・・

    そして『男を尻に敷くのが好きな私は、だいたいいつも「下」を選ぶの。彼を下にして身を横たえると、いいわぁ、腰に効くのよねー』、と大丈夫なのか、三浦さん!、と思ったら『はあ、こういう文章って疲れますね』、と流石によくお分かりです。幾ら三浦さんの大ファンの私でもこんな展開ついていけなくなるかと思いましたよ。はい。でもこれで終わらないんだよなぁ。『電気毛布のト・リ・コ』とまだ止まりません。そんでもって『家に帰ると、なにをおいてもまず彼の電源を入れ』るという三浦さん。『「受験だから」って彼女と会うのを控えていた男子高校生が、合格発表の日に晴れて彼女の待つベッドに飛び込む時みたいな勢いで、ドカーンとベッドにダイブ』されるのでありましたあ、というオチ。う〜ん、夏になったらどうするんだろう?ガンガンに冷房効かせて真夏でも電気毛布と一緒!なんだろうか?と興味津々になってしまいましたよー。でも、電気毛布だけでこれだけ語れるって、やっぱり天下の直木賞作家さんは違いますねー。しつこいって?ごめんよぉ。

    (..、)ヾ(^^ )ヨシヨシ

    …と、いうことで、今回もかっ飛んだ三浦さんが見れて、さてさてはとても満足でごじゃるよ。

    ٩(๑❛ᴗ❛๑)۶ ヤッタ~!

    それにしても、小説しか知らないと、このレビューで書いている三浦さんのもう一つの顔が信じられないんじゃないかと思いますね。『ここに収められた日々を読み返してみて、なんだか私、結構楽しく毎日を送っているじゃないかと感心しました』とおっしゃる三浦さんのエッセイ。エッセイを書かれている作家さんはたくさんいらっしゃいますが、ブクログ のレビュー数なんかみても小説は読むけどエッセイは読まないという方は結構いらっしゃるように思います。私も基本的にはそのスタンスなのですが、唯一の例外が三浦さんです。あの小説群からは考えられない、その素顔が垣間見えるかっ飛んだ!エッセイには、たまらない魅力を感じて、小説と織り交ぜながら読み続けています。もちろん、全作読破を目指しています!

    キリッ(-Ò。Ó-)

    ただ、その一方で、読めば読むほどに、これ、好き嫌いが半端なく出るだろなぁとも感じます。そう、このレビューで気になってこの作品をお買い求めになられたお客様がいらしても、私は一切責任を持ちません!キッパリ!はい、こんなにも人を選ぶエッセイはないというくらいに読む人を選ぶのが三浦さんのエッセイ。そのかわりハマる人には抜け出せない沼のような存在。それが三浦さんのエッセイの世界。

    イイネ!☆☜三(^o^三^o^)三☞☆イイネ!

    ということで、今回も時間となりました。おしまいにしたいと思います。みなさま、またの機会にお会いしましょう。

    ∠( ͡° ͜ʖ ͡° )

    いつもお読みいただきありがとうございます!
    さてさては、みなさまの笑顔のためにこれからもレビューを書き続ける所存でございまするー。

    (゚з゚)イインデネーノ?

    これに懲りずに、またのお越しをお待ちしておりま〜す!ではでは!

    (^-^)ノ~~マタネー☆’.・*.・:★’.・*.・:☆’.・*.・:★

    • さてさてさん
      しをんって本名でいらっしゃるようですね。ちなみに、「極め道ー爆烈エッセイ」という作品にその命名の由来をお書きになられています。
      しをんって本名でいらっしゃるようですね。ちなみに、「極め道ー爆烈エッセイ」という作品にその命名の由来をお書きになられています。
      2021/01/05
    • りまのさん
      さてさてさん
      皆様のレビューが、素晴らしすぎて、今日は、8冊ほど、本を書店に注文してしまいました。勿論「妄想炸裂」も。入荷するのが、とっても...
      さてさてさん
      皆様のレビューが、素晴らしすぎて、今日は、8冊ほど、本を書店に注文してしまいました。勿論「妄想炸裂」も。入荷するのが、とっても楽しみです♪
      2021/01/12
    • さてさてさん
      りまのさん、いつもありがとうございます。
      八冊もまとめて注文というのは気合入っていらっしゃいますね。三浦さんのエッセイはあまり書店で見かける...
      りまのさん、いつもありがとうございます。
      八冊もまとめて注文というのは気合入っていらっしゃいますね。三浦さんのエッセイはあまり書店で見かけることが少ないので私も必ず注文しています。
      この届くまでの感覚がいいですよね。
      2021/01/13
  • 少し前に「極め道」を読んだので、(正しい)順番として選んだのがこの本「妄想炸裂」(2000年5月~2001年3月)です。
    しをんさんのデビュー小説『格闘する者に○』が出版され、2作目の『月魚』を執筆している最中の24歳の頃の様子です。

    古本屋でバイトをしながら、大好きな「ほ○漫画」を読みふけり、バンドの追っかけで地方公演にも突撃し、老人臭い三味線や盆栽にも手を染める。
    そんな日常のできごとを、妄想で大きく膨らまして面白く伝えてくれます。

    このころに、正月に餅食って酒を飲みながら駅伝を見て、駅伝ものの小説を書くことを決意しています。
    しばらく箱根駅伝の出場から遠ざかっていた法慶大学駅伝部、そこに高校駅伝界でスターだった男が転入生で入って来る。……
    と、4ページにも渡り妄想駅伝物語を書いている。

    2006年に『風が強く吹いている』で、この決意は形となって果たされるのだが、大筋はこの4ページの妄想話と合っています。
    スターの転入生の名前も「走(kakeru)」と同じです。
    大学名は、音にするとちょっとアレなので、寛政大学に代えていますが、、、

    しをんさん曰く、
    「想像と妄想の違いは、自分の知らない世界への広がりがあるかないかだ。」
    お~なるほど。妄想とは偉大なる芸術作品なのだな、と理解しました。

    この本の執筆によって得たものは「体重」、失ったものは「羞恥心」だそうです。

  • ぷふっ、ハハハ! さてさてさんお気に入り
    「妄想炸裂」 むっちゃ面白いやん!…思わず関西弁に、なる私。数ページ読んだだけで、ぷふふ、笑いが、とまらへん!、、、仕事場の、愉快なお兄さんの、寒〜いダジャレにも、うふふと笑ってあげる、心優しい私やけど、この本はホントに爆笑してまうわ。ああ、私もこんな愉快な文章が書きたい!
    でも、ムリね。関西人なのに、ジョークのセンスゼロの、おとぼけちゃんやし。しをんさんの本をよんで、笑いっぱなしの、りまの でした。
    至福の時間よ。さてさてさん、愉快な本を、紹介して頂き、ありがとうございました !!

    • さてさてさん
      りまのさん、こんにちは。
      「妄想炸裂」のレビュー読ませていただきました。三浦しをんさんのエッセイの世界、たまりませんよね。そう、この寒〜い...
      りまのさん、こんにちは。
      「妄想炸裂」のレビュー読ませていただきました。三浦しをんさんのエッセイの世界、たまりませんよね。そう、この寒〜い、ダジャレの世界、なんともマニアックな、う〜ん、小説の三浦さんしか知らないと、ええええっ?という感じ。びっくりですよね。
      でも、この世界の魅力に一旦取り憑かれると、また読みたくなってしまうんですよね。りまのさんもこれで、三浦さんのエッセイ沼から抜け出せなくなったかも???

      こちらこそ、今後ともよろしくお願いします!!
      2021/01/20
    • りまのさん
      さてさてさん
      はい!完全に、しをんさんの本、りまののツボに、ハマってしまいました。もう、エッセイ沼から、のがれられません(笑)本望です!
      さてさてさん
      はい!完全に、しをんさんの本、りまののツボに、ハマってしまいました。もう、エッセイ沼から、のがれられません(笑)本望です!
      2021/01/20
  • ストレスのゲージが限界突破しそうな時も
    このエッセイを読んだら一気に
    0どころかマイナスまで下降しそうな楽しさ♪

    新春、酔っぱらいながら見るTVの箱根駅伝中継から
    あの名作『風が強く吹いている』の土台となる
    BL路線まっしぐら!の大学駅伝部ストーリーを妄想する
    しをんちゃんの妄想力、恐るべし!

    なんと同人誌時代から目をつけていたという
    羽海野チカの表紙も抱きしめたくなるかわいらしさで、
    ハードカバーの表紙に使ったイラストも
    ちゃんと中表紙に使われているあたりに
    漫画への並々ならぬ愛情をうかがわせる1冊です。

    • まろんさん
      torachanさんたら、さすがだわ!
      しをんちゃんを肴に、箱根駅伝を3倍楽しむ方法を発見していたとは!

      私も来年試してみようっと(*'-...
      torachanさんたら、さすがだわ!
      しをんちゃんを肴に、箱根駅伝を3倍楽しむ方法を発見していたとは!

      私も来年試してみようっと(*'-')フフ♪
      2012/06/10
    • 円軌道の外さん

      わぁ〜!!
      大好きな羽海野チカさんの表紙だということだけで、
      普段使い用と保存用との
      二冊は揃えたいなぁ〜(笑)(^O^)

      ...

      わぁ〜!!
      大好きな羽海野チカさんの表紙だということだけで、
      普段使い用と保存用との
      二冊は揃えたいなぁ〜(笑)(^O^)


      2012/06/13
    • まろんさん
      羽海野さんのイラスト、かわいらしさバクハツですよ!

      表紙は、勇者と姫と魔法使いが出てくるらしい劇の場面なんですが
      私は、左端に立って、けん...
      羽海野さんのイラスト、かわいらしさバクハツですよ!

      表紙は、勇者と姫と魔法使いが出てくるらしい劇の場面なんですが
      私は、左端に立って、けんかしてる二人をニッコリと見守ってる男の子が好みです♪
      中表紙は、リンゴダイエットの本を真剣に読みながら
      リンゴを大量に食べまくってる白雪姫を
      毒リンゴを持ってきた継母が、ぎょっとして眺めてるイラストです(笑)
      2012/06/13
  • やっと!この本を手にする事ができた。初期のエッセイ。まだ古本屋でアルバイトしているしをんさんが2000年から2001年に書いたものだ。
    若い!文章も内容もどことなく若い。初っぱなから日○研の悪ガキ共を壁に塗り込めると息巻いているし、新潮文庫の景品がちゃっちいやら、田中邦衛が小者やら…そんな事書いていいのかい?と無駄に心配してしまう程。しかし、それが良いのだ!三浦しをんは!!最近のエッセイは、どこか「よそ行き」な雰囲気なので、こういう初期のエッセイを読むと非常に安心する。
    安定のBLネタとBUCK-TICKネタも勿論、電車の中で読んでいて思わずニヤリとしてしまう話満載のエッセイ。やっぱり、しをんさん好きだわ~

  • 2000年から2001年ごろに書かれたしをんさんのエッセイ。
    私がもっとも感動した小説「風が強く吹いている」の元ネタは箱根駅伝を観ててこんな妄想から生まれたのかぁーと驚いた。
    しをんさんのエッセイをいっぱい読んできててBL好きなのは知ってた私でもこれはちょっと衝撃的であった。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「こんな妄想から」
      ネタバレっぽい本なのかな?
      「こんな妄想から」
      ネタバレっぽい本なのかな?
      2013/01/04
  • おもしろかった!

    随所で妄想が爆発してました。
    噴き出したり、にやついたりするので電車では読めません(笑)

    爆笑エピソードの中にたまぁに見せるシリアスな感じの語り口があるのも三浦しをんさんのエッセイの魅力だと思います。

    三浦さんの視点で見る世間はおもしろいなぁと思いました!
    そして相変わらずたくさんの漫画、小説を読まれているなぁと感動します。

  • 抜群に面白い♪
    でも、やはり最近の方が面白さは増している。

    弟とお母さん、お父さんの家族のやり取りが一番好き(●^o^●)

    • まろんさん
      三浦しをんさんのエッセイに、羽海野チカさんのイラストって、
      うれしすぎて、クラクラしちゃいますね(笑)

      私もエッセイにたびたび登場するしを...
      三浦しをんさんのエッセイに、羽海野チカさんのイラストって、
      うれしすぎて、クラクラしちゃいますね(笑)

      私もエッセイにたびたび登場するしをんちゃんの弟の隠れファンなので
      紫苑さんの「家族のやり取りが一番好き」というところに
      「うんうん♪」と大きく頷いてしまいました。
      それにしても、最近のエッセイがちっとも図書館に並ばないので、
      血液中のしをんちゃん濃度が薄まって、貧血が更にひどくなりそうな私です(>_<)
      2012/11/10
    • しをん。さん
      確かに、イラストも凄く可愛いです~♪
      弟の隠れファン!私も実は・・・弟さん派です(●^o^●)鋭い突っ込みと、姉を「ブタさん」と呼ぶ、それを...
      確かに、イラストも凄く可愛いです~♪
      弟の隠れファン!私も実は・・・弟さん派です(●^o^●)鋭い突っ込みと、姉を「ブタさん」と呼ぶ、それを許すしをんさんの優しさ?が好きです(*^^)v

      確かに、しをんさんのエッセイ中々手に入らないですよね。「お友達からお願いします」と「本屋さんで待ち合わせ」が予約がひどくて・・・。

      >貧血が更にひどくなりそうな私です(>_<)

      大丈夫ですか~!!
      お医者さんは、至急まろんさんの元へ、「三浦しをん・エッセイ」をー‼点滴ではなくそちらを‼

      すみません…。調子に乗っちゃいました(笑)
      早く、まろんさんの元へエッセイが届きますよう祈っております♪♪
      2012/11/10
  • 2000~2001年頃のエッセイの文庫。うっかり電車で読んでたら、バクチクのくだりがあまりにもツボにはまって、笑いを堪えるのに非常に苦労しました。箱根駅伝BL妄想のくだりは、これがいずれ『風が強く吹いている』となって結実するのだなあと思うと、無駄に感慨深かったです(笑)。

  • 三浦しをんさんのエッセイが死ぬほど面白いことをご存知だろうか。今では「舟を編む」やら「愛なき世界」やら本当に多くの良質な物語を提供していただいているが、実はエッセイの面白さは格別だ。思わずニンマリ、堪らず笑うというかなり笑かしにきている。いや、本人は大真面目なのだろうけど。
    ぜひ読んでほしい。

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著者プロフィール

1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に○』で、デビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で「直木賞」、12年『舟を編む』で「本屋大賞」、15年『あの家に暮らす四人の女』で「織田作之助賞」、18年『ののはな通信』で「島清恋愛文学賞」19年に「河合隼雄物語賞」、同年『愛なき世界』で「日本植物学会賞特別賞」を受賞する。その他小説に、『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『きみはポラリス』、エッセイ集に『乙女なげやり』『のっけから失礼します』『好きになってしまいました。』等がある。

三浦しをんの作品

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