ヴァンパイアハンター・リンカーン

制作 : 巽 孝之 
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  • Amazon.co.jp ・本 (530ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403560040

感想・レビュー・書評

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  • 9歳の時に母親が吸血鬼に殺され復讐を決意。
    吸血鬼でありながら人間の味方であるヘンリーの協力のもと
    ヴァンパイアハンターとなり
    斧でわったわった吸血鬼を倒す話で
    幼少時代から暗殺されるまでを描いたもの。

    歴史改変小説と知りつつも
    リンカーンの伝記を読んでる感覚。

    闇に葬られた歴史の真実。
    南北戦争の裏に隠された秘密。
    奴隷解放の本当の意味。

    どこまでが真実でどこが創作なのか?
    話の作り上手いわ。

    で、リンカーンが吸血鬼を屠ってる絵や
    写真が載ってるんだけど
    それがまた本物ぽくって騙されてしまいそうになる(笑)

  • 表紙のイラストがTHORES柴本さんで気になったという経緯。吸血鬼物ということで読んでみたら吸血鬼よりもリンカーンの人生が分かる本でした。後はここからWikipediaを読んで吸血鬼成分を抜けば普通に南北戦争含めて歴史の知識になるような内容。文庫本にしては少し厚くいつも使っている文庫カバーだとギリギリでしたが特に止まることもなく順調に読めました。
    荒野の貧農から合衆国の首脳になるというアメリカンドリームで、母を(途中で恋人も)失った原因の吸血鬼を恨み狩りをしていくが最大の協力者もまた吸血鬼という構造。読み終わってから「はじめに」を読むとまた楽しい。

  • 映画版が面白かったので原作も、と思ったら高慢と偏見とゾンビの人かよ……ってなった。
    微妙に面白かった。
    相変わらず原作補完が上手いな、この場合歴史だけど。
    ただ、この作品に関しては映画版のほうが気楽で良かった。

  • 面白かった。一気読み。

  • 挫折

  • じつはアメリカの奴隷制度を作ったのはヨーロッパから渡ってきた吸血鬼たちで、奴隷解放運動を指揮したリンカーンは屈指のヴァンパイアハンターであった――という、アメリカの歴史改変小説。しかも、ヴァンパイアたちも一枚岩ではなく、南北戦争はヴァンパイアたちが人間を使った代理戦争であった。表紙からはBL臭が漂うが、そうした要素はないので期待してはいけない。史実に極力忠実に基づいた伝記形式のため、どこからがフィクションなのか、読んでいるとわからなくなる巧みさ。ティム・バートン製作で映画化もされているので、そのうち見る。

  • ジャケ買いしましたw

  • 斧で頭がゴロゴロ転がるヴァンパイア達。映画化されているが描写が怖すぎる。米・南北戦争時代に興味があればより面白く読めるかも。

  • かつて小説家志望だった雑貨屋を営む男にもたらされた手紙の束と日記帳。
    そこに記されていたのはアメリカの歴史に纏わる信じられないような「真実」だった…。

    あのリンカーン大統領が実は優秀なバンパイアハンターだったという、なんじゃそりゃーな設定で始まる本作。
    アクションシーン多用のバリバリのエンターテイメント小説なのかと思いきや内容は結構硬派。展開にも無理が無く、実は本当に歴史の裏にこんな出来事が隠されてるんじゃないか?…と感じる妙な説得力がある。

    また、ラストシーンにも驚かされました。

  • ラストシーンはキング牧師の演説シーンで〆だが、オバマ大統領の演説シーンでもよかったかなと思う。史実改変ファンタジーとして面白いけどB級ネタ枠ではある。

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