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- / ISBN・EAN: 9784403616617
感想・レビュー・書評
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雪の降る街 *** / アジアンビート / 灰色の街 / キズ
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オロロンはいつの間に弟の本棚へ奪われていました。
中学生の頃、未熟な自分にイライラジリジリしていた頃、オロロンの世界観に夢中でした。
多分、弟も中二病発症した頃にはまっちゃったんじゃないかな。
抑圧と衝動と自殺願望。
オロロン休止中に連載されていたMAYBE BULEも切なく哀しくやるせない名作だった、んですが。やっぱり休止中。 -
孤独は時々耐え難く痛い。だけど誰かと居るときも時々耐え難く痛い。
日常のささやかなものを大事に、寄りそって、前を向いて生きていく…
願いのような、切なくて温かい短編集です。
「雪の降る街」「アジアンビート」「灰色の街」「キズ」の4編収録。 -
ことあるごとに読み返しています。北海道の冬は本当に寒そうで、つらそうで、人とは気持ちが通じ合えそうで通じなくて。『悪魔のオロロン』も好きだけど、この短編集、地味で話がまとまってない作品もあるけれど大好きです。
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今まで意識してなかったけど、改めて読み直すと自分この漫画すごい好きなのね
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「雪の降る町」「アジアンビート」「灰色の街」「キズ」の四篇が収録されており、巻頭の「雪の降る町」を除いた三つは共通のキャラクター、設定で描かれたシリーズものです。しかしどれも独立しているので単独でも読めます。
独特の絵柄で好き嫌いが分かれますが、トーンを余り使わずに書かれたその暗さが話のテンションともあっていて私的にはすごく魅力的です。静かで繊細な表現が多く、言葉や描写がどこか映画を見ているような気分にさせてくれます。
連載されていたのは女性向の雑誌ですが、テーマも恋愛というよりかは人間の心理描写を細かく…どちらかというと家族というものが根底にあるかんじ。どうにもならない不条理さや、それでも毎日生きていかなきゃいけない…という現実を、リアルに、それでも美しく書いた作品です。 -
「雪の降る街」と言う話が好きです。
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ちょっと痛かった。
アイタッて意味では無く、心に痛いと言うか・・・。
切ないでもないし、何でしょうね。 -
雪の降る街を舞台にした連作短編集。ああ、思春期だよねと思わされる漫画。
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「悪魔のオロロン」の水月博士さんの作品。はじめに収録されている「灰色の雪の降る街」は居場所を探す学生達、それぞれの家庭事情を描く人間ドラマ。字が多く、画面の使い方が上手いと思います。マンガというより映画みたいかも。その他の作品も、ジャムちゃんだの虫くんだの、名前のセンスがイカしてます。